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2012年6月14日

ひょんなことで初代EOS 5D(5D1)が来ました

時運というのはあるのかもしれません。
市価よりまだずいぶん安いから、記念入札でもと思ったらそのまま決まっていました。

リコールあり、レスポンスに不満などとWEBでは散々こき下ろされていて若干不安ですが、一方でMark2より色が良いとか高感度が綺麗など好意的なレビューもあり(あばたもえくぼかもしれませんが)、何より縦グリップ付きでD700や5D mark2の7割オフなので、何があっても飲み込める気がします。

通の皆様にはミミタコの話ですが、フルサイズセンサーの機種はキャノンのほうが古くからあり、2002年にEOS 1Dsがフラッグシップとして初の1110万画素フルサイズセンサーが入っています。続いて2004年、1Ds Mark2にリニューアル。その後2005年にハイアマ向けに1220万画素EOS 5Dがリリースされました。フルサイズになって数世代目という機種ですが、機能的にはやっぱり2005年のレベルではあります。AF測距点は9+6点、連射は秒間3コマ、スローモーなシャッター動作など、静物や風景向きという評価はすでに5年以上前に確定しています。動画もライブビューもありません(mark2から。)

フルサイズセンサーといえばその広大な画素ピッチから高感度が期待されますがISO感度は2005年製らしく常用1600まで、拡張3200まで。といっても、常用1600くらいまでは、質感は怪しいながら、階調性が残っています。今のモデルと比べれば暗い場面で明るいレンズが必要になるかもしれませんが、キャノンには観音菩薩もびっくりのEF50mm f1.8 IIレンズが、そして新たにEF40mm f2.8 STMもリリースされたので、それらを活用する形になるかと思います。最近高感度性能がとても良くなっていますが、APS-Cサイズの同ISO比較なんかもしてみたいですね。おそらくEOS 5D1に軍配があがるかなと思います。



キヤノンレンズはAPS-Cサイズ専用のレンズは物理的にフルサイズボディには入らないようになっているので、周辺減光してもいいから使いたいという向きにはニコンよりお財布にキビシイです。ニコンはシグマのオールドレンズなどが使えますが、キャノンはサードパーティーレンズはErr99表示で使えないレンズが多数あるという…。

私の相方はキヤノン派ということもあり、投資しなくとも多少レンズがあることも含めて面白そうかなと思っています。やはり低解像度のフルサイズセンサーといえば広角を試してみたいなーと思ったところ、ちょうどハードオフのジャンク扱いでEF20-35 f3.5-4.5 USMが私を待っていた(笑)のでこちらも保護。中玉にキズあり、フードなしですが、値段相応だったのでよしとします。あと家でタンスに寝てるのは、EF50 f1.8 II、EF28-105 I型、タムロン28-200など立派なオールドかつチープレンズ。

色々な方面から、オールドボディーを試してみようと思います。


動画撮影に適したEFマウント初の薄型パンケーキレンズ

動画をしないならこれもアリ

5 件のコメント:

haidon さんのコメント...

Mk3の登場で、各所で値下がりしてるようですね。
ダイナミックレンジはそれほど広くはない割に階調性はNikon D7000の比じゃないですね。暗部強調がないので明暗の差のある構図だと露出が難しいですが、親指AFにして半押しAEロック・スポット測光で決めるのが撮りやすいかもしれない。
もともとキャノンの写りは軟質な印象があるのと、レンズがシャープでないものしか持っていない等の理由で、なんだかほわんとした許せる感じの絵が出てきます。色は確かにすばらしい。
また写真付きでレポートしてみます。

haidon さんのコメント...

使用一ヶ月、、ビネッティングやふわっとした芯のあるぼけ、開ければふんわり・絞ればキリッとして固くなりすぎない解像感、そしてやはりダントツの階調性…低画素フルフレームの良さが出てるなーと思いました。晴天なら「私好みの絵」が出てきます。室内撮影のためにストロボ、そしてEF50mm F1.4を買い増して、勉強中です。解像感はそれなりに満足にあり、解像限界を超えた部分はふわりとぼけている、そんな写真が出てきます。
イマドキの四隅までキリッとした見栄えのする撮り方はできないけども、思い出作りには積極的に5Dを持ち出しています。

haidon さんのコメント...

もともとD70からのニコン党で、ふとフルサイズってどうなんだろうと思って検討した「一番安いフルサイズ」がキャノンだった。ニコンのフルサイズは10万円を切っていなかったし、記事を書いた頃はD600もD800もなく、2008年のD700が15万以上していたのでとてもじゃないが「ふと」買うことはなかった。。今でも撮影方法の豊富なニコンのフルサイズに興味津々ではあるが、5D+50mm f1.4でもまだ学ぶことがあるからいいじゃないか、という気持ちでもある、が、D700(やD800(やD600))ならばもっと持ち出しただろうということはいつも考えてしまう。
キャノンはEF-Sが全く使えないので。。(一方のニコンはコンパクト機でAFが使えないレンズがあるが)
で、5Dの描写のほうは、F2.8以下で撮った写真はAPSとは違う、醸し出す雰囲気に圧倒されるものがあり、写真が呼びかけてくるような引力が感じられる。流行のカリカリの写真も、50mm F1.4では、F5.6-8あたりまで絞るとカリカリとは言わないが芯のある曲線が出てくる。なんとなく思ったのは、今流行ってる描写はAPSの流行と適合する流れなのだろうな、ということ。フルサイズが出回れば今度は「解放でふわっと・絞ってピシッと」という気持ちを撮り手から引き出してくるのだと思う。
私はやはりフルサイズが好き、なのでゆくゆくはニコンのフルサイズ!と考えてしまいます。AF-Sではないけども…折角、ほとんどDXじゃないレンズでそろえてきたし…。ううう。

haidon さんのコメント...

フィルムに近い撮り方をする方なら、初代5Dでも充分なんだろうな~と思うことも。ニコン機D7000を使っていると、ボディ内のインターバル撮影や静音撮影、動画など今時の撮り方ができるのがうらやましく思ったり。あとは初代5Dのシャッターレスポンスの遅さが気になる人は無理かもしれない。
でも、5D2からのディテールの弱さ。5D1は解像度は高くなくてもディテールを残してくれているのは良い味つけに見える。5D2は超高感度に対応した弊害なのかもしれないなと思う。
フルサイズにあこがれて、というのであれば、5D1でも充分うっとりできるとおもいます。

山男 さんのコメント...

初めまして。
5Dをキーワードに検索から伺いました。
デジを始めたときはCanon、その後Nikon党となりました。
1月26日のコメントには大変共感致します。

Canonのレンズ資産が僅かながら有るので、バッテリーグリップ付きの5Dを入手したのが昨年の秋。
主にM42マウントで活躍していますが、軟らかく優しい写りをしてくれます。
また、うかがいます。