ピントのつかみやすさはスクリーンにも影響されますし、でかけりゃいいってものでもないのは重々承知ですが、一応おもしろそうなので載せてみました。比較機種は手元にあった一眼レフ、比較方法はiPhone4Sのカメラをファインダーに密着させて撮影したものを並べてみました。キヤノンを基準に線を引いてあります。
まずは横並べで高さの比較。小さいと言われているオリンパスも高さで見ればそこそこがんばっているのがわかります。ただ、他の一眼レフが3:2(横長)なのに対してオリンパスは4:3(四角に近い)ですので、このあとの縦並びの比較では散々な目に遭いますが…。(E-620はあんまり真剣に考えないで、軽く1キロを超える重い一眼レフの「気分」を、重量にあまりとらわれずに味わえる良いカメラだと思います。パンケーキレンズで首にぶら下げてもあんまり負担にならず、縦位置グリップもある。でもいいレンズはやはり高くて重い…)
一方で、マグニファイア ME-1で1.2倍に拡大してみると、高さの面ではノーマル状態のキヤノン・ニコンより大きな像を得ていることがわかります。オールドフォーサーズではME-1は効果的(というか、APS-Cと戦うなら必須)なようです。
さて、次は縦に並べて幅の比較をしてみます。
【自腹で試して他のメーカー | のカメラにつけてみた】 |
丸い接眼部が魅力的な | △ オリンパス E-620 バリアングル液晶と干渉します。液晶アングルを頻繁に変える人には不適かも? △ ニコン D90(DK-21) 液晶カバーDM-10と少し干渉します。 解決策としてME-1の下部を削るか、液晶カバーBM-10をつけないで使う・BM-10を削る △ キヤノン Kiss X5/20D(アイカップEf) X5はバリアングル液晶に干渉します。こちらも液晶アングルを変える人は不適です。 |
奥行きが2センチくらいあり、 鼻が液晶に当たらない! Pentax O-ME53 (1.18倍) | × オリンパスE-620・ニコンD90 サイズが合いません。 AmazonレビューにはE-500番台で使えたという報告があったんですが…E-620では使えませんでした(x_x) △キヤノンX5/20D 差して使えますが、若干緩いかも? |
【以下はカタログから | 純正品を引用します】 |
Canon は該当製品なし EP-EX15IIは拡大ではなく縮小(0.7倍) | こちらは鼻が当たらないようにする専用のアダプターです。 |
Nikon DK-21M (1.17倍) | ニコン純正。 D300、D300S、D200、D100、D7000、D90、D80、F80、F60に対応。 1.17倍。 |
今回比較したカメラのファインダーに関する数字(仕様)を出してみると下記の通りですが、あまり差がありません。E-620がミラーなのかプリズムなのかはわかりませんが性能はプリズム並みですね。
機種名 | ペンタ規格 | 視野率 | 倍率 |
Olympus E-620 | 不明(ミラーともプリズムとも) | 約95% | 約0.96倍 |
Canon EOS 20D | プリズム(?) | 上下左右とも約95% | 約0.9倍 |
Nikon D90 | プリズム | 上下左右とも約96% | 約0.94倍 |
Olympus ME-1 | (マグニファイヤー) | - | 1.2倍に拡大 |
まとめ:
・マグニファイングアイピースは倍率があまり高くない入門機や中級機とフォーサーズ機にぴったりです。
・他のメーカーでも使えるものがあるので、デザインなどで選ぶことができる組み合わせがあります。
2 件のコメント:
追伸:
フルサイズ機のファインダー倍率はおおよそ0.7倍になるようで、APS-C機でいう100%がこの数字になるようです。
APS-C機では95%が一つの目安になるので、1.2倍に拡大したらフルサイズ機より少し大きく見えるかもしれませんね。
めがねユーザーにはきついかもしれませんが・・・。
5Dのファインダーの大きさを知りたい方居られるかなあ。
今流行のEVFも気になってるけど、EVFは解像度の問題も応答速度の問題もあるから一概には比べてはいけない気がしてる。それでも知る価値があるかなあ。
(´_`).oO(EVFもセンサのONOFFはあるにせよ、OVFみたいに表示に徹すればよりよい気がするんだけども。)
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