記事の更新は少ないです…が時々コメント欄で話題を広げていたりします。楽しいコメントをいただければ嬉しいです。
(返信できないかもしれません。ご了承ください)

2012年12月4日

パソコンで指が冷える場合のファイナルアンサー

Windows8入れてみました。速くていいですね~。ATOK2010が使えなくなったのが痛いカモ。

今回はちょっと横道にそれますが、この時期大事なことをPRさせてください。
30歳前後の頃からか、冷え性で指先足先が冷えて、末端が冷えて汗が出たり乾燥したり…パソコンしたりバイクに乗ったりすると、てきめんに冷えてしまう。でも、ホッカイロなんかだと熱量が足りないので芯が暖まらないので効果がない。使い捨てだし。

ご託も面倒なので、男は黙ってハクキンカイロ(リッチマンはZippoブランドのハンディウォーマー)。

 燃料は→

まだ使ったことない人はホントにおすすめ。
(パソコン前だけじゃなくて布団でも移動中でも大活躍ですよ。)

2012年12月1日

いざWindows8(その0)

我が家のWindowsの一台が、Windows Updateのエラーで再起動にえらい時間がかかるようになってしまった。シャットダウン→更新(2分)→失敗、再起動→「更新を元に戻しています」(2分)→再起動→レジストリを云々(30秒)→再起動→「更新を元に戻しています」(1~2分)→再起動→やっとこ起動…といった具合。
しかも、その厄介な再起動を、使用中10分に1回「再起動しますか?」と聞いてくるので非常に厄介。

WindowsUpdateのエラーは
http://support.microsoft.com/mats/windows_update/ja-jp
で半分自動で直すことができることがあるのだけど、これも通用せず。
入れ直しかあ…というあきらめムードがいいキッカケになってしまって、Windows8検討してみました。

◆その1 機種を決める

・新機種か入れ直しか→(財布を覗いて)…入れ直しで。

ただ、XPやそれ以前のパソコン、またはネットブックを使ってるよ…という方は、もうあきらめましょう。
小型のPCで問題なければ、VAIO Duo 11が2012年モデルとしてはベストだと思います。
オープン状態でタッチしても液晶がぐらぐらしないなど、理念としても筋が通っていて非常に好いと思います。値段はそれなりにしますが、これぞメイドインジャパンという感じがしますね。フルハイビジョンだし、私ならカメラと一緒に持ち出して、出先で現像までできるという使用方法がポンと浮かびます。出先でのいろいろな使い方について、非常に頼もしい機種だと思います。

液晶保護シートも純正がありますね。

Windows8は、ぜひ店頭で触ってみてください。触ると色々感じる部分もありますし。
(店頭で触った後にアマゾンで買う!というご予定ならば…ぜひこのリンクから…! orz )

「大きめのノートが好いんだよね~」という方は、おそらく次のモデルがそうなると思いますから、またご紹介しようと思います。

・どんなパソコンに入れる?

(選択肢:デスクトップ、ノート、タブレットPC(キーボード付き)、タブレットPC(キーボード無し))

これからのWindowsの立ち位置はキーボードをはじめとした「生産性」なくして成立せず。薄くて軽くてキーボード付きが理想だけども、我が家のタブレットPC HP 2760p旧世代で重い(T_T) …ので、生産性は担保できるこいつを、せめてOSを軽くしてモチベーションを上げようと思います。泣

ほかに、キーボード無しのタブレットPCも3300円のアップグレードの価値があると思いますが、デスクトップ、ノートPCに関しては今後検討します。「すごく軽いWindows」という価値がないわけではないので。。

◆その2 Windowsを手に入れる

・Windows8そのもの

http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows/buy

ご存じだと思いますが、こちらからダウンロードインストールするのが一番お安いです。アップグレードならば3300円~と。クレジットカード決済になるようです。

店頭で買うと6000円弱。DVDメディアが付いているので、お得といえなくもないかもしれません。手間賃込み、ですね。

MediaCenter(無償)

DVDや一部のテレビ機能を使うためのソフト Windows MediaCenter は期間限定で無償提供されています。(2013年1月31日まで)

http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-8/feature-packs

せっかくなので無料期間中に手に入れておきます。

 

それでは私、様子を見ながら、ゆるゆるインストールしてみます…!(その1につづく。)

2012年10月19日

写真とパソコンと「グラフィックボード」の関係

私の写真を現像するパソコン君は、2011年に自作したもの。
その時のパソコンの評価としては、「どれを選んでも、処理能力は十分すぎる」という声が強かった。
だもので「追加を払ってよりよいモノ」になどせず、基本線としてデータの故障に強くて処理が速いという2点だけに絞って、あとはリビングの32型のテレビにつないで色々なことをやってもらっていた。
そのうちメモリーが異常に安くなってきたので、使い切れないくらい十二分な量、増設してしまった。これで充分な予定だった。

ソフトに投資もなかなかできず、ニコンの現像ソフトはViewNXだし、PhotoshopはElementsすら入っていないし、Google PicasaはニコンのRAW現像がなんか怪しいけど、使わざるを得ない状況。それでも、基本的なことは何とかできていたので、だましだまし使ってきた。

けども、画面とにらめっこして眺めてみると、何歳になってもだんだん気づくもので。。

まず、動画の再生がなめらかでない。これは最近ムービーに手を出し始めたので非常に困る。
さらに、ウィンドウを動かしたり、動画で大きな動きがあったとき、文字のスクロールをしたくらいで、スクロール途中の表示がクシの歯のようにぎざぎざしてしまったりして、もう映像に没入どころではない。興ざめになってしまう。

よくよく検証してみると、1ピクセルの線を引くと、どう見ても1ピクセル以上あるときがある…具体的には文字がキレイでない。くっきりしていない。最近のiPhoneなどきめが細かく色も良いので、それになれたこともあってか、気になって仕方なくなってしまった。そして、色もなんとなくくすんでいるし…写真で言えば、小絞りボケが出ているアンダー気味の写真のよう。



頭の中には「うちのパソコンは処理能力は問題ないはず」とあったがために、この事態が何によるのかよくわからなかった。動画がカクカクしてきたときはシステムの問題か部品の問題かと思ったけども、色や輪郭がはっきりしていないのを見たとき、「これはグラフィックの性能に問題がある」と勘が働いた。

グラフィック。
最近のパソコンは標準で使えるグラフィック性能がよくなったから、ゲームをしなければ追加しなくてよいものだと2011年はよく言われた。ゲームはしないし、まして3Dゲームなどどうでもよかったので、ゲーム性能を比較するサイトなんかを読む気すらしなかった。しかし、いざ検討するとなると、それを読まなければならない。苦痛。このゲームではこの数字です、みたいなことは何の役にも立たない…。こういうものを調べていると、表示を改善するために本当にこれが必要なんだろか?と疑心暗鬼になってしまう。値段もピンキリで、よくわからないし、掲示板もゲーム目当ての人が多く滋味にやってる人になかなか当たらない。

調べてとりあえず確からしいことは、GPU(グラフィックを処理する部品)を追加すると電力不足になってしまうケースがあったが、2012年10月現在、省電力のものがでていること。省電力でかつグラフィックの処理能力が充分によくなっているものがあること。

あとは、ノートパソコンや一部の小さなデスクトップ、一体型のパソコンでは増設ができない(私のデスクトップは、幅が15センチ~20センチ、高さが45センチほどある従来型のもの)ことと、古いものは規格が違うために追加できないことがあるということ。2007年からのものは大丈夫なものが多いようだが、これは各人のパソコンで違うため、ショップに持ち込んだりして確認したいところ。
自作のメリットはここにあるのだが、なにぶん面倒なものだ。。



そこで店頭でさんざん悩んだあげく決めたのは、

このRH7750-E1GHDというもの。
GPUの増設が他の物より簡単なもので、その中で一番性能がよく、電力不足にもならないというバランスがよい。(これが増設できなければ他のものはもっと難しいということ。)

我が家はとりあえずこれを増設し、果たして表示はすっきり・くっきりとなった。
ゲームはしないが、色は良くなり、文字もすっきり表示されるようになった。
あとは色を調整すれば思い通りになるだろうか。(色味は変わって、赤がずいぶんはっきり出るようになった印象だ。)

読んでいただいた皆様のパソコンが増設できるかどうかはわからないが、ゲーム大好きユーザーでなくても(たぶん両極に近いだろう、)グラフィック機能を追加する確かな意味があったので、ご報告を兼ねて記事にした。マックでは標準でグラフィックス部品が追加されているのだそう。やはり見栄えを大事にするメーカーは最初からこだわっているのだと感じた。

写真をやる人は、自作パソコンがよいと痛感した。(もし私がメーカーのものを選んでいたら、この増設はできず買い換えなければならなかっただろう。) 挑戦する方、ご健闘をお祈りします。

2012年9月11日

EOS 5D1は戦うカメラじゃないけど好きなカメラ。(2012)

最近はハードもソフトも性能がよくなって、どこをトリミングしても十分な写真になるようなカメラで皆さん戦っておられるようです。それを考えると、5D1はとてもじゃないが勝ち目がある性能は持っていない。どこを取っても負けてしまうかもしれない。

ただ、人間の記憶のような、どこか曖昧とした部分を残せるカメラとしては、とても魅力的なカメラだと思いました。EF50mm f1.4あたりをつけておけば、開放付近(~2.8くらい)はふんわり、四隅が優しい風合いの写真になって、記録としてより、記憶としていい感じに見えてきます。構図を決めて、JPEGで後処理もなく撮っていく感じの使い方になってきますね。F5.6あたりで光量低下が目立たなくなってきて、F8くらいでかっちりしてきます。ISO感度は上限1600なので思い通りに撮れないというシチュエーションはそれなりに(真っ暗で動き回るような被写体は…。)ありますが、それもまた趣味の味なのかもしれません。趣味ならば、いろいろと、あれこれするのも楽しい。

というわけで、趣味や勉強道具として持っておきたい、好きになれそうなカメラだなと思いました。出発前にカメラと向かい合って数字を決める。その後、こういう設定にしたらこうなりましたという、表現力と結果の対応がわかりやすいカメラ。

万能選手化した結果今のカメラになくなってしまった、表現のクセが好きになれるかもしれないカメラ(嫌いかもしれないけど)です。万年初心者の私が個人的に思うのは、クセ…外的な制約があって初めて、心的に想像されたイメージを引き出せると思うのです。人間なので、細かい部分は色々と抜けてしまうし、四角い枠の中で想像するわけでもない。5D1はその部分をふんわりと、呆けさせるのかもしれません。

…というわけで、やはりこのカメラ、人物はもちろんですが、その先の心象的なものを(できるだけ安価に)表現させようとしたときにはまだ残された力があるかと思いました。今のカメラブーム、目に見える物をバチバチと残していく文化が大流行ですが、いずれはそういった即物的な描写から、より印象的なものの表現に移っていくかもしれない。そのときまた着目されるのかもしれませんね。私は、好きになれそうです。(んなこと言っておきながら、ろくな写真をとってるわけでもないんですが(~_~;; )

ブログがネタ切れ気味なので、勉強します!応援してくれたら嬉しいす!

2012年7月16日

ScanSnap Organizerがフリーズする件 with Mcafee

ScanSnapを使っていて、Organizerが動作が遅いということはありませんか?

もしかしたら、Mcafeeのウイルス対策を使っていませんか?

という話題です。

我が家では、リアルタイムスキャンを無効にするか、リアルタイムスキャンのスパイウェア対策をOFFにすることで回避できます。が、マカフィーが赤くなって「危険な状態なんだよ!」とありがた迷惑に注意してくるので、とりあえずOrganizer使う時だけOffにして、終わったらONにするのがいいかもしれません。

不具合レポートは送信しておきます。

直るかな?

2012年7月8日

Windows8(RP)は非常に快適で速いが、機種は新しくしたほうがいい。

2012/12/01追記:入れてみることにしました!

Vistaの失敗があってから、本格的にWindowsシステム部を軽量化をしたのが7.

Windows8 リリースプレビューが実施されてから試用してきているけども、Windows8では(おそらく)かなりの高速化テクニックを取り入れて、さらにアグレッシブに速くなっている。

それがわかるのは、新品HDDでのWindows8の動作とSSDでの動作の、おもにレスポンスについて、あまり違いがわからないから。Windows7では大きく差がついていたけれども、それがWindows8になってレスポンスをよくするためにSSDにするという選択肢はあまり有効でないのかもしれない。(試したディスクはHTS723225A7A364(250GB,7mm厚,7200回転,3Gbps)とCSSD-S6M128NMPQ(128GB,6Gbps)。)もちろんベンチマークでの数字は違うのだけど。

プロセスの優先度だけでなくディスクIOやネットワークの優先度も、もしかしたら細かくコントロールしているのかもしれない。また余っているメモリを積極的にキャッシュメモリにしたりするなどして、ディスクIOをできるだけ回避するようにできているのかもしれない。(この段落は推測

HDDだと「なんとなくユーザー操作中に引っかかりがあるかな…?」というくらいで、SSDにすれば漢字変換とかが若干快適になるくらい。そのくらいなら、別段HDDでいいんじゃないかと思うくらいよくできていますね~。すばらしい。SSDにするメリットは衝撃に強くすることと、SSDキャッシュに使えるくらいになってしまうかも。

ただ、「今のパソコンでWindows8が快適に使えるのね!」と喜ぶのは早計かもしれない。

ひとつは、スクロール機能を多用するため、ノートPCでは広めのタッチパッドや画面のマルチタッチ機能が非常に重要になってくるのに対して、今までのPCはそれほどタッチパッドに面積がなく、ジェスチャー機能も使えないものが少なくないこと。デスクトップパソコンにもタッチパッドで操作したほうがよい場面も見受けられる。その場合、追加の出費がかかること。

もう一つは、Windowsキーを使う機会が非常に多くなっているのに対して、今までのPCではWindowsキーが基本的に押しづらい位置にあること。これはどうしようもないが、ChgKeyというソフトでキーボードの割り当てを変えることができるのは確認したので、ESCキーをWindowsキーにして、F1キーをESCキーにするなど工夫する必要があるかもしれない。

後者についてタブレットPCはWindowsキーを画面の面に用意することを要件としていなかったので、いままでのタブレットPCは若干不利かもしれない。さらに悪いことに、右の画面外から画面内に指をスライドさせることでWindowsキーの機能を代用できる機能はあるが、画面と筐体に段差のあるタブレットPCではその操作が困難かもしれないということで、タブレット状態では使い物にならないかもしれないということ。

それから最後に、(多くの人は食わず嫌いだと思うが)MetroUIが嫌いな人にとってはたぶん何を言ってもアンチWindows8になってしまうこと。ただそうでない人のために説明しておくと、メトロUIは基本的にいままでの「スタートメニュー」(スタートボタンを押した時の左下の枠)の拡張であるということ。プログラムをインストールすればメトロUIに出てくるし、それがいままでのWindows用のアプリケーションだった場合、瞬間的にデスクトップに切り替わりアプリケーションが立ち上がる。そのうえで、Windowsになかった、スタート直後に一番確認したい情報を一覧で確認できる。(リリースプレビューにはデスクトップガジェットが残っているが、これはもしかしたらなくなるかもしれない。) …要するに、便利なものなんだけども、もしもWindows8が俊足で動かない(Atomのような)パソコンだった場合、メトロはただの足かせになってしまうかもしれないということ。

長くなったのでまとめると、Windows8はパソコンを最大限利用して快適に動作するようになっているし、古めの規格でもそれなりに動く余地があるということ。ただ、もう劣化しかかっているハードや、5年前のラップトップ、ネットブックの類、そういうものでは新機能のせいで遅くなったと誤認しやすいということ。また、操作性の面で、Windows7の機種でも非常に操作しづらい場面が出てくるということ。

何を選べばいいかということに関しては、やはりUltrabookが非常に優れているけれども、UltrabookはあくまでパソコンなのでいまいちiPadやAndroidタブレットと勝負していくということであればWindows8での動作を前提としたタブレットPCが登場するのを待ちたいところ。

幸い私の2760pやEP121という機種は、ここに書いたような不都合にほとんど影響されていない(その他でいえば、USB3.0とHDMIがないことくらい)ので、リリースプレビューの期限が切れる2013年1月までこれで行こうかと思っているところ。

AppleはMountainLionでさらに上を目指すので、Windows陣営は後追いといわれるに違いないけれども、Windowsには電磁誘導タブレットという強い武器があるので、結局私はWindowsFreeにならない気がしますねー。

頭を柔らかくして、理性的な反応として、WindowsユーザーはWindows8に突入するのが一番いいと思います。

2012/12/01追記:入れてみることにしました!

2012年6月21日

いちばんやさしいMacbook(Pro・Air)の冷やし方

暑くなってきましたね。Macbookユーザーにはつらい時期になってきました。
なんどかブログでも触れていますが、、、 熱いですよね!
使用環境ごとの冷やし方をまとめたので、ご紹介します。

ケース1●膝において使うと、太ももが熱い!
DSC00658
→クッション付きの冷却台を挟みましょう。

←これは冷却台の中でも数少ない裏地がクッションになっていて柔らかいので、ズボンやスカートの生地がすれにくいです。表面がプラスチックで滑るので、100均で滑り止めシートなどを置いたり工夫すると良い感じです。

→手のひらが不快な場合は、USBの扇風機で手とキーボード面も冷やすと効果的です。

風量に余裕があるといいですね。

ケース2●普通に使ってるのに、手が熱い!
DSC00659→キーボードの面を手ごと扇風機で冷やしましょう。

大事なのは、上からキーボード面に向かって下向きに風が出るものを選ぶことと、快適な風量が調整できるものがベターですね。これはお店などで見てもいいかもしれません。やはり電源のあるところでは、USBよりもコンセントで動かすほうがMacの負担も少ないです。

海外ブログによると、残念ながら新しいMacbook Pro Retinaもやっぱり熱いようです(「U」キーの下あたりが触れないくらいらしい)ので、しばらく発熱とはおつきあいしていかないといけないようです。

でも、Macはやっぱり快適に使いたいですよね~。

2012年6月14日

ひょんなことで初代EOS 5D(5D1)が来ました

時運というのはあるのかもしれません。
市価よりまだずいぶん安いから、記念入札でもと思ったらそのまま決まっていました。

リコールあり、レスポンスに不満などとWEBでは散々こき下ろされていて若干不安ですが、一方でMark2より色が良いとか高感度が綺麗など好意的なレビューもあり(あばたもえくぼかもしれませんが)、何より縦グリップ付きでD700や5D mark2の7割オフなので、何があっても飲み込める気がします。

通の皆様にはミミタコの話ですが、フルサイズセンサーの機種はキャノンのほうが古くからあり、2002年にEOS 1Dsがフラッグシップとして初の1110万画素フルサイズセンサーが入っています。続いて2004年、1Ds Mark2にリニューアル。その後2005年にハイアマ向けに1220万画素EOS 5Dがリリースされました。フルサイズになって数世代目という機種ですが、機能的にはやっぱり2005年のレベルではあります。AF測距点は9+6点、連射は秒間3コマ、スローモーなシャッター動作など、静物や風景向きという評価はすでに5年以上前に確定しています。動画もライブビューもありません(mark2から。)

フルサイズセンサーといえばその広大な画素ピッチから高感度が期待されますがISO感度は2005年製らしく常用1600まで、拡張3200まで。といっても、常用1600くらいまでは、質感は怪しいながら、階調性が残っています。今のモデルと比べれば暗い場面で明るいレンズが必要になるかもしれませんが、キャノンには観音菩薩もびっくりのEF50mm f1.8 IIレンズが、そして新たにEF40mm f2.8 STMもリリースされたので、それらを活用する形になるかと思います。最近高感度性能がとても良くなっていますが、APS-Cサイズの同ISO比較なんかもしてみたいですね。おそらくEOS 5D1に軍配があがるかなと思います。



キヤノンレンズはAPS-Cサイズ専用のレンズは物理的にフルサイズボディには入らないようになっているので、周辺減光してもいいから使いたいという向きにはニコンよりお財布にキビシイです。ニコンはシグマのオールドレンズなどが使えますが、キャノンはサードパーティーレンズはErr99表示で使えないレンズが多数あるという…。

私の相方はキヤノン派ということもあり、投資しなくとも多少レンズがあることも含めて面白そうかなと思っています。やはり低解像度のフルサイズセンサーといえば広角を試してみたいなーと思ったところ、ちょうどハードオフのジャンク扱いでEF20-35 f3.5-4.5 USMが私を待っていた(笑)のでこちらも保護。中玉にキズあり、フードなしですが、値段相応だったのでよしとします。あと家でタンスに寝てるのは、EF50 f1.8 II、EF28-105 I型、タムロン28-200など立派なオールドかつチープレンズ。

色々な方面から、オールドボディーを試してみようと思います。


動画撮影に適したEFマウント初の薄型パンケーキレンズ

動画をしないならこれもアリ

iOS6ベータ1 やっぱり入れてみた

アクセス数がiOS6の記事がトップになってしまったので、前回のあまりに無益な情報ではイカンと思いまして…機能制限パスワードを忘れ、ホームボタンのすっかり効かなくなったiPhone4に入れてみることにしました…Windowsマシンで

0)Apple Developper Center(iOS版)のメンバーになる
円高なのでメンバーシップ料金も少し安くなりました。さらに決済もAppleIDからになるので、コンビニ等で展開している割引キャンペーン等を利用すれば、8000円弱で1年間のメンバーになることができます。

ADCに登録したら、ADCのサイトからターゲットのデバイスを「開発用のデバイス」として必ず登録しておきましょう。「iPhone構成ユーティリティー」をインストールすると、登録に必要な40文字の「識別子」を見ることができます。

1)ADCサイトからイメージとiTunesをダウンロードする
iOSのイメージは各機種ごとにわかれています。ベータ版は英語版の機種しかリストアップされていないので、一番近い機種を選んでみます(今回はiPhone4(GSM))。

画面キャプチャ000009
iTunesも10.6.3以降が必要なので、アップデートします。
ダウンロードしたイメージファイルはMacOS用のdmg形式なので、解凍します。

2)HFSExplorerとJAVAラインタイム(なければ)を入れる
2009年のページですが今でも実行可能な方法なのでご紹介します
http://lhsp.s206.xrea.com/misc/mac-dmg-extract.html
 (Let’s HSP!様のページ)

ページリンクに従い、catacombaeというサイトからHFS Explorerをダウンロード、実行します。

画面キャプチャ000008

JAVAで動作している関係かレスポンスが悪いですが気長に待ちましょう。
Extractボタンを押すと全部解凍してくれますが、「+」などのWindowsではフォルダ名に使えない記号が含まれているので、解凍時にどうするか訊いてきます。AutoRenameを選べば問題ありませんでした。

3)iTunesで更新します
iOS6にしてしまうと、それ以前のバージョンには戻せません。
いちおう、バックアップをとっておけば他の機種に環境を移したりできるかもしれないので、環境を残しておきたい人はバックアップを必ず取るようにしましょう。

私は機能制限パスワードを忘れてしまって困っているので、バックアップをとらず、まっさらの状態に戻ってもらうことにしました。

iTunesのデバイス一覧から目的のiPhoneを選び、「復元」ボタンをShiftキーを押しながらクリックします。ファイル名を問う画面が表示されるので、(2)で解凍したファイルを選びます。

なお、Developper Programに登録されていないデバイスを更新すると、アクティベーション時に「登録されてないので完了できません」と言われて文鎮化します。必ず手順0をする必要があります。
IMG_0003

4)ようこそiOS6ベータ1へ
やっとこさアップデート完了です。
目に見える変化としては、アプリケーションの起動などレスポンスが良くなっています。
アプリ起動時の時計部分の色合いなどが調整できるようになって、おしゃれになっています。
Do not disturbモードはとりあえず「おやすみモード」という訳が当てられていますね。
そのほか、いろいろ新機能が散見されますが、まだベータ1で大幅に変わっていくと思うのであまり触れないようにしたいと思います。
ただ、全体を見て、興味本位でやるにはハードルが高いなーと思いました。

話題のマップはこんな感じです。
IMG_1023IMG_0008画面キャプチャ000006
(左からiOS5, iOS6ベータ1, 2012/4/1のGoogleマップ)

繰り返しになりますがiOS5には戻せません訂正:DFUモードにしてiTunesから5.1.1に戻せるようです
この記事で入れたつもりになってもらえたら幸いです。

ベータ2、ベータ3、正式リリース版と端末のみでアップデートしてける様なので、商人の村の成長を見守る勇者のような気分で(分からない人はスルーしてください)今後もレポートしていければと思います。(秋までADCアカウントが残っていれば…)

2012年6月12日

iOS6ベータ1(デベロッパ向け)

・やる前にバックアップをとること。(iTunes 10.6.3で)

・デベロッパ登録してない機器に入れた場合は動作保証しないし、野良β入れて壊れた場合、メーカー保証も効かない。

・前のバージョン(5にも)には戻せないけど、β2やβ3…にアップグレードはできる。正規リリース版にもできる。

・Xcode4.5βではAppを提出できない。

・機密事項にあたるから再配布とか禁止。

・iPad WiFi + CellularはATT版とVerison版のファームウェアしか見当たらない。iPad2は初代iPad2と、Rev.AのiPad2がある。

とのことでした。iOS6正式リリース版まで行けるのはいいですね!

ただ、ベータ1は本当に荒削りの可能性が高いので、常用機・開発機・布教機とデバイスリッチな人だけにしておいたほうが、よさそうです。AirPlayを利用するAppleTVのベータソフトも同時に配布されているので、AirPlay使ってる人は問題が起きるかもしれません。

私はチキンなのでやりません (^-^)

追記:やっぱり入れてみました

2012年6月6日

VAIO T_T はWindows8(RP)非対応?

Core2Duo 1.2GHzな私のVAIO TT90US。

Windows8のシステム要件(パソコンの性能的な必須条件)は、1.0GHz以上ならOKとなっているけども、先日インストールしようとしたらCPUが非対応ということではねられてしまいますねー。

液晶が相性がいいと思ったんだけれども、思わぬところで躓いてしまいました。
TT90以降の91,92の方、もし「やってみた」情報があればコメントくださいませ。

インストールの前に読んでおきたい注意事項は
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/091/91165/
ほかにも、インストールするとアンインストールできない(パソコンを初期状態に戻す必要がある)こと、正式にWindows8が出た後は使えなくなる(同上)こと、購入手続きで正式なWindows8として使うことは不可であることなど。

マイクロソフトの説明文はこちら。
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-8/download
Windows7の時のアップグレードアドバイザー(適不適を見極めてくれるツール)から直接Windows8インストーラーのダウンロードなどができるようになりました。4GBくらいのUSBメモリースティックかDVD-Rを用意しておきましょう。

さて、頭を切り替えて別のPCを選定しますよ!
タブレットPCへのインストールに関するWEBを見てると、横画面の記事しかないのがとても気になりますが…!

2012年5月26日

私は、画素ピッチに負けてもかまわない。

最近のレンズの技術革新がすごい。

たとえばニコンのナノクリスタルコーティングという技術は、レンズ面の反射を飛躍的に抑えこんで、画素に入る正常屈折光の量を増やす。20枚近いガラスを透過させるズームレンズにとってわかりやすい技術革新なんだけど、なぜこんな技術が必要なのか。

画素ピッチが狭くなっているからだ。

以前は異常分散光を減らせば十分なコントラストが得られたのが、いまや手ぶれ補正や透過特性をもって、素性の好い光を増やさねばならないところに来ている。鏡胴にNマークのないレンズでは、もはや20MPに近いカメラでは、等倍時の画質低下が避けられない状況になっているのだと思う。ニコンが12MPにこだわったのは、高画素化を進めて画素ピッチが4マイクロメートル台になった場合のことを想定して、Nレンズがそろうまで待っていたのではないかと思うほど。某掲示板でも多くの人がエヌいいよ、エヌと言っている。レンズは資産などと言っていたのはフィルムとともに終わり、すでに過ぎた昔の話だ。

いっぽうで、僕が(いろいろ浮気しながらも)ニコン一眼レフのユーザーを続けているのは、昔のレンズが使えるからという財政上の理由にほかならない。それなりのレンズが安いのはとても重要で、ワイド4ツ切り以上の印刷をしない自分には、高画素化よりもむしろ重要度が高い。

ところが、そのことに気づいたのは、昔のMFレンズを絞り優先で使うために、D90からD7000に変えてからだった。同じレンズで12MPから16MPに上がったけれども、全く解像感の向上に関する実感がない。それと同時に、等倍表示のピントチェックに疑問が出ることが増えた。高速シャッター優先で、ISO感度も全体的に上がったし(ノイズ耐性は、新しいセンサーのほうが好いのだが)、微細な手ぶれの問題もさることながら、色がべったりとして、全体がフレアっぽく出ることが多くなった。これでは、趣味ではいいとしてもピクスタさん等を利用してくださってる人には全くデメリットじゃないかという。

Nコーティングはもちろん、故障率の上がるVRも使わないレンズ群でやりたい僕にとってはキビシイ仕様だ。

D800では36MP、エントリーのD3200すら24MPのセンサーを搭載してきたけど、ニコンが次の需要として何を考えてるのか何となくわかってきたような気がする。僕には、手元の焦点域のレンズを全部Nにするほど投資しても(リターンがあるなら別だけど)意味がないので、僕は画素ピッチに負けている。それでもいいやと思う自分がいる。

というわけで今日もD700の中古相場をぼんやりながめている。D7000の下取り額を横目に。

2012年5月24日

iPad2012プリペイド+WiMAX 2ヶ月後

前にも書きましたが、GPSが必須だったため、私のiPad2012はプリペイド版です。

WiMAXルーターが思いのほか性能が変わらないので「失敗したかな」と書いたんですが、書き直す気分になっています。

まず、以前はiPad2(US)+b-mobile@U300だったんですが、これがSoftbankの回線になって、速くはないけどAppStoreなどにもアクセスできるようになったこと。さらに、プラチナバンドの導入で7月後半以降はもう少し速度が改善される見込みだということ。

次に、ほぼ車移動の環境では、モバイルWiMAXルーターがほとんど完璧に仕事をこなしてくれること。(家庭では無線LANがあるので、そちらで通信。)
そのおかげで、100MB/1800円/30日のプリペイド通信を一月目は使い切らず、二月目も使い切りませんでした。(70MBくらい残して消滅してます:30MBくらいしか通信していない。)

PCや他のスマホ、iPhone、デジカメ(Eye-Fi)をネットにつなぐ都合で、iPadの回線とは別にルーター契約をしたほうが得なんですが、3880円/月のルーター+300Kbpsのb-mobileの2500円弱よりも、ルーター+バンクプリペイド1800のほうが安くて快適につかえてる現状です。しかも、3G回線は必要なときにチャージするようにしているので、厳密には連続して契約していない(期限が切れて1ヶ月通信する必要がなければ1ヶ月ぶんまるまるタダ)ぶん、ある意味でポストペイドのb-mobileよりさらに安くなっている計算です。割高な海外SIMフリーのiPadを買う必要もありませんし、ちょっとしたことをググったり、ネットゲーム依存を我慢する動機付けになりますね!

というわけで、現状iPad2012(プリペイド、オートチャージ無効)+WiMAXは、2台以上通信機器がある状況ではほぼ最安かつもっとも便利となっています。

持ち込みのiPadではプリペイド契約ができないとのことなので、中古iPad2012本体ではソフトバンクの4410円定額2年縛りに加入しなければならないようです。なので損得でいえばまだ新品に分があるようです。分割だと年利が発生するので、できるだけ一括のほうが後々楽だと思います。

というわけで、実はプリペイド+WiMAXはいいかも!という記事でした!

2012年5月20日

(雑記)昨日少し夜更かしして写真を整理して

写真修行中の身分としては、当たり外れで言えば外れのほうが多いわけで、
久しぶりに開いたゴミ箱の中のJPGファイルを見ると何百枚と失敗写真が捨てられていて。
フィルム時代に写真を上達するのがどれだけの(経済的、時間的)投資と専門性があったんだろうと、夜らしい空想をしたりして。

いまは「当たり」判定でも、森鴎外「舞姫」よろしく

‘‘五年前の事なりしが、平生(ひごろ)の望足りて、洋行の官命を蒙り、このセイゴンの港まで來し頃は、目に見るもの、耳に聞くもの、一つとして新ならぬはなく、筆に任せて書き記しつる紀行文日ごとに幾千言をかなしけむ、當時の新聞に載せられて、世の人にもてはやされしかど、今日になりておもへば、穉(をさな)き思想、身の程知らぬ放言、さらぬも尋常(よのつね)の動植金石、さては風俗などをさへ珍しげにしるしゝを、心ある人はいかにか見けむ。’’
http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/682_15414.html

などと後悔する日もいずれ来るはずで、じゃあ今はなんなんだという、これまた夜らしい感覚にとらわれながら。

「人のためにしたことが回り回って自分に返ってくるのだ」という言説に反論する気はないけども、「自分のためにしたことは自分のためにはならないのだ」という言説に触れると少しばかり色が違う。自分が欲しいから。自分がやりたいから。それはあえて他人に言うことじゃないかもしれないけど、その存在を否定したらやってらんないよなあ、と感じたり。

「人のためにできる何かがあるんだ」って気持ちが萎えるほど自己評価を下げる前に、自分のためにしてるんだ!と開き直るのは大事な構えだと思ったり。その結果を人のためにすればいいわけで。(そのためには「自分」がはっきり軸をもって活動しないといけないわけだけど)

愚直で成功しない人に「他人のために何かできるか」と問われれば、業をきわめることだよ、と

「へうげもの」あたりに影響されてるのかなー。忠は大事だけど、業も捨てがたい。

あ、でも、他人様の人生の悪影響にならないように。
以上、雑記でございました。

追伸 写真ブログを作ってみました。お気軽にコメント残していってください。

2012年5月17日

SIGMA 30mm f2.8 EX DN(NEX Eマウント)のディテールその2

その1はこちらです。


外で撮ってきたんですが…

やはり近接時の解像度は高いけど、遠方になればなるほど普通の30~35mmレンズに近い描写に落ち着くようです。
フォーカスの精度の問題か、レンズ自体の問題かわかりませんが、描写を見る限りでは値段相応という評価です。
しっかりとテストができたわけではないんですが…

もう一枚。


色の具合がかなりビビッドなのはNEXの癖ですね。電話ボックスより向こうの葉の輪郭がもうすこしカリッとしてくれるのを期待してたんですが、

昼間の遠景は素直に一眼レフと望遠レンズで撮りましょうという事になりそうです。ただ、近景と暗所・室内の描写は良いので、満足度は5点でいえば4点位です。ただし、お気楽カメラなのかな、とは思います。同じ基準でもフォーサーズだとOM-D位のセンサーでないと満足度は一歩下がる気がします。フォーサーズにはf1.8かf2くらいの明るさは欲しいですねー。

NEX-5N + SIGMA30mmF2.8の組み合わせ、もう少し使い込んだらまたレポートするかもしれません。

2012年5月14日

SIGMA 30mm f2.8 EX DN(NEX Eマウント)のディテールその1




シグマの公称情報+αの情報をまとめてみました!
●外形
・ピントリング・ボディともに黒のプラスチック。
・ローレットはエッジのある直線状の凹凸で幅1.7cm。
・ピントリングの回転トルクはスムーズではなく、グリスの切れたような固い感覚。AFメインのレンズかと。
・マウント面は金属または金属メッキ。
・重量133グラム。(パンケーキSEL16F28が76g、SEL1855が208g)
・フィルター径46mm(NEX純正レンズは49mm)
●撮影
・最短撮影距離は公称30cm、実測28cm。レンズ先端から23センチ(NEX-5N装着時)
・遠景よりは近接の解像感が高い(主観)
・「暗所に強い光」の条件では、色かぶりが若干残る。
●フォーカス
・インナーフォーカスで前玉は回転・前後しない。後玉も前後しない。フォーカス群は中群。
・フォーカスモーターは本体がスリープになったり電源がオフになると固定されず、レンズを前後に振るとカタカタ音が出る。(使用時は固定されるので撮影には影響なし。おかげでUSMでもなくギア駆動でもない。静粛かつスムーズに動く)
●絞り
・7枚円形絞りで開放付近(F2.8〜F4.5まで)がほぼ円形。
・開放時以外は、絞り優先モードでも絞り動作の音がする。
・本体がスリープになったり電源がオフになると絞り最小(F22)になる
●価格と満足度
・1万円台後半〜2万円前後にしては解像度も高くUSMに迫る静粛なフォーカス、使い勝手の良い画角やIF機構。まだ外で実写はしていないので満足度についてはその2に引き継ぎます。
最新の価格は「シグマ 30mm F2.8 EX DN※ソニーEマウント 30mm F2.8 EX DN」こちらでどうぞ!

その2 アップロードしましたー!

2012年5月13日

コンパクトはNEXに絞ることにした。

さてうちには何台カメラがあったんでしょう?

とりあえず、フォーサーズ群を処分しました。
理由は単純で、フォーサーズのパナソニックセンサーの機種に味も未練も感じなくなったということ。OM-Dに17mm f2.8パンケーキとか試してみたい組み合わせはいくつかありましたが、それは手元にないので試せないし、基本的に未練がなくなったのが大きいです。

あと、本当に体力がないときのためのコンデジNikon P300もサヨウナラしました。
基本的には一眼レフは昼に持ち出して、夜以降はTPO的にも小さいカメラに任せたかったんですが、さすがに1/2.3インチサイズのセンサーには夜は無理でした。というより昼も厳しかった。

なので基本的なところで画質に不満があったわけですが、同時に一眼レフではダメな自分もいるので、パワーのでない時のスナップはどうすればいいだろうかというのを考えたときに、2機種検討しました。

①ニコンの「アドバンスドカメラ」ことNikon1 V1(CXフォーマット)


いいところ:コンデジの延長としては画質優秀。ISO6400まで対応訂正:ISO3200まで対応。ハイスピード撮影など大判なセンサーではできない楽しみ方がいろいろ詰まっている。比較的安い。バッテリーを一眼レフと共用できる。ニコンの一眼レフDX/FXフォーマットのレンズがアダプタ経由で使用可能で、その際35mm換算の焦点距離が表記の2.7倍になるおもしろさがある。CMOS面に位相差AFセンサーが載っているのもAFの正確さと素早さに貢してるのでは。つかえそうなEVF。

 よくないところ:一眼レフと比べてしまうと劣る画質(特に暗所)。回せそうで回せないローレット。PASMモードがない。操作系がニコン一眼レフと全く違うところ。1 Nikkorレンズのラインナップの貧弱さ。初物の危うさ。

②NEX-5N
いいところ:一眼レフと比べられる画質と操作性。値段が下がり始めた。シグマやタムロンがレンズを供給しだした(その中にDP1/2 Merillに近いといわれる19mm/30mm f2.8単焦点が含まれる)。比較的使い物になるEVFを後付けできるらしい。可動式液晶。家にNEX-5がいてレンズが使い回せる。

 よくないところ:面白味に欠ける(Nikon1と比べると、画角が一眼レフと変わらない、ハイスピード撮影などは無理といったところで)、純正のレンズのサイズはいいが画質はいまいち、電池のもちは優れていない、AFエリアがよくわからない、など

というわけで、今回の検討ポイントはずばり画質だったので、下取りして差額でNEXにしました。懐具合では、Nikon1のJ1かV1の中古に手を出す可能性はありますが、おそらくNEXで満足してしまうと思います。あと画質はセンサー×レンズなので、レンズはDP2 Merillに手を出さない代わりにこちらをセレクト。

SigmaのDPシリーズについては何度となくこのブログでも触れていますが、カリカリの精緻な描写をはき出してくる優秀な機種としてマークしてきました。しかしながら、Foveonセンサーの「発色」の問題には悩まされた上に、今度のDP2 Merillのセンサーの解像度が上がった分、ISO400を超える撮影には悩まされるという情報があがってきていたので、今回はDPMerillはパスして、レンズのみ採用という形にしました。

結果、こういうスタイルになりました。

DSC_1488

パンケーキレンズは本当に気楽なお出かけに、18-55mmレンズは便利レンズなので鞄が許せば入れておけるレンズとしてという使い道があるんですが、そこにさらに30mmを足すにたる理由としては、NEXの問題点…つまりレンズの画質がいまいちという問題を吹き飛ばしてくれます。
なにせ、4600万画素相当のDPMerillのために設計されつつあるレンズなので、2000万画素程度のセンサーには負けない解像度を持っているわけです。

まあ、ただ問題がないわけでもなく…

まずは寄れないというところ。30センチまでは寄れるんですが、ミラーレスかつ薄いレンズなので20センチ強は離れないと焦点が合いません。ただこれ、おなじシグマのプロダクトということで、DP1のアイツが流用できちゃうみたいで…

無限の距離を近くすることで被写体を近く大きく写せる、つまるところ「クローズアップレンズフィルター(Φ46)」なんですが、1群2枚のマルチコート・レンズを使った本気の光学系を使っています。Amazonでは品切れのようですが、ヤフオクやカメラのキタムラなどで探してもらえれば見つかると思います。実際使ってみましたが、かなり大きく写し取ることができるようになります。ただSigma 30mm F2.8 EX DNのフィルター枠が奥まっていて、最後までねじ込むことはできなかったので、もしご購入の際は最後までねじこまないようご注意を。

もう一つ、レンズをつけると起動が1秒程度遅くなるという情報があるんですが、これは絞り羽根動作に起因する問題のようです。DPはレスポンスの悪いカメラでも有名ですが、これも引き継いでしまったようです。ファームウェアアップがあればいいのですが。動画を撮影したので時間があったら見てみてください。

以上の構成で、夜の撮影でもコンパクトかつ綺麗な画像を残すことができることになりそうです。(実際、Sigma 30mm f2.8 ex dnの解像力は半端ではないです。DPを手にしたときに感じた「これぞ単焦点!」という感覚がぞわっと蘇ってきました。これならおすすめできると思い記事にした次第です。

DSC_1493DSC00293

2012年4月19日

なんちゃってFXフォーマット(フイルム一眼)その後

Kodak GOLD100(\198)なんぞを使っているから粒状感がすごいのでは、ということで、家捜しすると出てきましたリバーサルフィルムFujifilm Sensia 100/12枚。使用期限2007年11月。

ネットによると、このフィルムの特徴としては、階調表現が豊か、カリカリというよりはフワッとした仕上がり、コストパフォーマンスに優れる、など。

そこで夕暮れの桜を撮ってきました。

img058Fujifilm Sensia 100(使用期限切れ)/Nikon F100+Tamron A05(17mm)/AE/PM-A950,4800dpiにてスキャン

img058-trim等倍トリミング

デジタル一眼のかりっとした仕上がりには及ばないですが、階調性や輪郭の芯のあるふわっとした感じなどはしっかり一眼レフクオリティだなーと思いました。クリアベースなはずなんですが、ベースが変色していたようで、一緒に帰ってきたベースの一部は若干黄色がかってました。脳内で補正してください。笑

デジタルも持って行ったのでF100は意地でも広角レンズの広角端!とか考えたのが運の尽きでした。もっといろんなレンズでためしてみればよかったーと後悔。広角レンズで輪郭の善し悪しを見れないですしね。拡大鏡を覗きながら後悔。

結論としては、安いフィルムは安い写りということでした。ちゃんとしたフィルムならしっかり写ります。(難易度も高いけど)。しかしこれで、なんちゃってFXフォーマットで使うフィルムの計算係数が変わってしまいました。たぶん70本撮る頃にはD700が買えるでしょう。フィルムは詳しくないので(詳しくなるつもりもあまりないので…)突っ込みどころも満載かと思いますが、お許しを。

WM3500R→WM3600R比較レビュー

さてWiMAX信奉者の私ですが、長所と短所をおさらいしておくと

長所:
1)比較的安価で縛りが短い(1年契約で月3880円)
2)必要にして充分な速度、バッテリ駆動時間長い
3)パソコンがWiMAX対応の場合(Intelパーツ採用の場合はその可能性が高い)、月額たったの+200円でそのパソコン単体で通信できる。最大プラス2台(+400円)できる(でも、同時通信はできない。同時通信する場合は+2480円)。

欠点:
1)基地局少なめ
2)電波が不安定(地下、屋内、電車はほぼアウト。高速移動は大丈夫)

といったものがWiMAX(ワイマックス)の特徴です。
ちょっと栄えた市町村で車移動がメインという人には最適解の無線通信だと思います。

で、NECのAterm WM3500Rという機種を1年間使って来たんですが、やはり基地局数の問題か、屋外でも電波が1本→0本→1本…と青息吐息な場所がちょくちょくあって困ったり、あとは屋内。窓際10センチはOKだけど、1mは無理とか、なかなか「どこでも便利」は難しいなと感じることが多い端末でした。

使用1年ちょうど、毎日充電していたせいか充電USBコネクタが死亡したので、もちろん解約→新規割引を受けることにしました。(1年縛りの期間外に解約すると違約金が発生するので当然ですね。)もちろん新機種は、「電波のつかみがよくなる」「WiMAXハイパワーで電波の弱いところに強い」「電池が長持ち」と豪語するWM3600R。これはWiMAXの欠点を帳消しにするのでは?と期待に胸が膨らみます。さてWiMAXはどこでも使えるようになったのか!?

結果→NO。期待すると損です。

郊外の大型ショッピングモールでの外食では、窓際の席にしてもらっても、通路側の席に座るともうだめでした。もしかしたら窓のなんかのフィルターと干渉してだめという可能性もないわけではありませんが、先にモゴモゴしたVAIOの内蔵WiMAXではそれより奥の店でも通信できていたので弁解の余地なし。建物の外では通信できますが、それは言うまでの価値もなし。

地下・地下鉄はだめですね。相変わらずです。

いちるの望みをかけて弱電界はどうかと、電波の途切れがちだった場所に行くと…やっぱり途切れます。鞄の中では途切れ途切れだけど、車のダッシュボードに置くと若干安定するかな、といった具合です。

VAIOのアンテナがすごすぎるのかどうか知りませんが、がっかりな結果になりました。

3500ユーザーの方々、電波の改善についてはあまり期待しないで良いと思います。

iPad(2012)を国内版にして、プリペイド契約にしたのはWiMAXのカバー範囲が上がると狙ってのことでしたが、無駄でした。

正直、3500でも3600でもどっちでも、運用スタイルに代わりはありませんでした。(iPadでモバイルデータ通信があまり潤沢に使えなくなったという意味では退化かも?)

繰り返すと、3500の人は安心して2年目に突入していいと思うよ!ということです。純正アプリも微妙ですし。電池長持ちっていっても、まめにONOFFしないと一日もたないし。モバイルブースター付けっぱなしにするとmicroUSB端子壊れるし。あまりいいアップデートではなかったなあ。

ああ、あと、iPad2012は海外版がいいなあ…テザリングできるっていうし…

結論:あーーー失敗したーーーーorz

追記:2ヶ月後のレビューはこちら。失敗じゃなかったかも?

2012年4月4日

iPad2012雑感その後

色域の拡大。iPad1の液晶はかなり酷かった。
iPad2になる頃、解像度が上がるという噂があったが、結局はそうはならなかった。しかしこの時、色域はかなり拡大されていて、販売する側としてもユーザーとしても、この変化は歓迎すべき変化であった。現に、使用する距離の関係で、 iPad2の解像度に対してはそれほどの不満を覚えなかったし、色に対しても、カラーマネージメントがあればいいのになあ、と思うぐらいで、そこまで神経質になることもなかった。
実際にはiPadはまだ発展途上のデバイスであって、カラープロファイルや印刷プロファイルといった機能に対してはまだまだ追いついていないのが現状である。(アクセシビリティサポートがある点は大変評価したいところだ。)
iPad 2012では、カラーマネージメントに至らないまでも、調査によって、色域がsRGBと酷似しているところが確認された。簡単に言えば、 iPad 2012できちんと表示される色を作っておけば、ほとんどのディスプレーで正しい色が再現できるというものだ。これは、デジタルカメラやコンテンツを扱う人間にとっては、大変ありがたい進化である。iPad2ではその色域の拡大だけで写真などの表示がきれいになったように感じたが、 iPad 2012では、さらに拡大された正しい色域と印刷物に近い解像度でコンテンツを見ることができる。その際に、特にカラーマネージメントを意識することもない。これは、 iPad 2012がiPadプラットフォームのスタートラインに立った、といった前回の投稿を支持する。

バッテリーと重量の退化、または消費電力の増大。
いろいろと考えてみたが、やはり消費電力は増大している。ただ、それが必ずしもグラフィックスコアのせいだけに押し付ける事はできないと考えられる。
まずWAN側のLTEトランシーバーに対する電力量が増えている。これは日本で使用されていないはずなので、若干米国などのサービスインしている地域のものと評価が分かれるかもしれない。そしてwifiやLTEトランシーバーを介するネットワーク使用の量の増大。音声認識機能、ハイビジョンの動画、メモリーの増加による同時プロセス数の増加。後は月並みな意見だが、A5Xをフル活動するようなプログラムではその分電力を消費するし、細かいディスプレーに対してはバックライトが強力にならねばならない。バックライトの消費電力は推して知るべし、だ。こういった要素は、平均的な消費電力を押し上げ、結果として発熱や使用時間の短縮をもたらす。
つまり、新機能に対する対価が平均消費電力の増大であって、駆動時間十時間をキープするための解決策としてバッテリー増大、副作用として、重量が増加した、という流れである。もしかするとソフトウエアの改善で駆動時間が延びるかもしれない、と前回書いたけれども、少し難しそうな雰囲気を感じる次第。

だから、 iPad 2012の評価は、二極化する。
解像度の向上、色域の標準化、音声入力機能と重量・電力量の退化(それでもiPad1よりもマシ)を評価できるかできないかということなのだ。
確かに、A5Xプロセッサに対する評価は個人的に見て高いものでは無い。シュリンクを進めるか、テグラ3のようなコンパニオンプロセッサを搭載するなどのひねりが必要だっただろう。A5の時代から、ダイサイズについては改善の余地ありと言われてきた。もし今後発熱問題でiPadが熱暴走するようなことがあれば、それは間違いなくA5Xの問題だと思う。ただその問題は、実験状況以外では起きていない。46度という数字も独り歩きしていて、それがヘビーな3Dのゲームを45分間プレイしたという状況設定についてはあまり知られていないように思う。

簡単に言えば、新しいiPadは、 iPadである基準を今までのどの機種よりも満たしている。来年モデルが薄く軽くなるためには、より効率の良いプロセッサー、ソフトウエア、トランシーバーの開発だけでなく、液晶の更なるブレークスルー(開口率の高いIGZO,低温ポリシリコン,または有機elのような自発光retina-sRGBデバイスとか)も必要で、それが間に合うのかどうかについては分からないけれど、一度に全てが変わることはない気がします。
だいたい発売から一ヶ月経った感想としては、アプリ開発者のretina iPad対応を進めて欲しいと感じる程度です。音声入力、すごいですよ!音声入力のないiPad2には正直魅力が薄れました。

2012年4月2日

AF-S DX Nikkor 35mm f1.8G 雑感

総評:一家に一台、若干高級なレンズキャップレンズですね。

SWMといってもリングSWMではないのでフォーカス時の音はそこそこあるし、マニュアルフォーカス時のギアを擦ってる感じは嫌いじゃないけど耐久性はどうなんだろうとか。

レンズの素姓は50ミリf1.8Dとそう大差なく、円形絞りになったくらい。ボケは硬めだけど充分ぼけてくれる、絞った時のボケはザワザワしたかもしれないけど、レンズキャップですから。

フォーカスが速い分、ピンズレ?(カメラがAF迷った時にそこにあってしまう)が多発した。ボディはD7000、AFは39点AF-A。ロックオンやや強。

絞りリングは単焦点ではいらない気がした。

動画にモーター音が若干はいる。LV時のフォーカスは速くない。ともかく、swmに期待しちゃいけない。

歪曲収差は被写体次第なのでノーコメント。もともとプロの買うレンズじゃないんじゃないか。

1.8の明るさはiso感度を下げるのに役立ってくれている。バランスのいいレンズキャップ。ただ、50/1.8Dに比べて直径が大きすぎる。個人的にはあまり好みではない。

リアフォーカスは今まで無かった要素で、好ましい。ただ撮影時に意識することはまず無い。

明るいだけあって、難しい=面白いレンズかもしれない。DXフォーマットの標準レンズなんでしょう。だからこそc社の50mmの価格帯で勝負して欲しかったレンズ。

2012年3月30日

新型iPadについて雑感

どうもGizmodoは新型iPadがお気に召さないようですが私は超気に入っていますよ!

まず画面。本当に細くなったディスプレイです。今までは拡大しないと判別もつかなかった文字が今では何もしなくても判別できます。若干最近老眼が出ているようなので、文字大きくしたいなぁというときだけ拡大するような感じですね。文字だけしか違いがわからないと思われがちですが、一眼レフで撮った写真などiPadで表示すると思うゾクゾクきます。eye-fiというSDカードを使うことでiPadに自動的に写真を送ることができるんですが、ピントの確認やなんかもこれでかなり解決できますね。

それから背面カメラの画質もとてもよくなりました。前のモデルは輪郭というものがない位ざらざらした映像になっていたんですが、今回のカメラはくっきりはっきりです。マクロからポートレートくらいまでの撮影は何とかできる感じなので、大体30センチから三メートルぐらいまで?は、射程圏内と言えそうです。
iPhotoやPhotoshop touchなど撮影後の編集環境が整ってきたのも良い効果ですね。写真は撮ったきりではなくてその後の加工までして、思い通りの一枚を仕上げるのが楽しいところですが、その環境がタブレットPCでできてきたというのは夢が現実になったという感じです。

それを下支えするのが本体の性能となってくるわけですが、今回グラフィックスプロセッサとメモリーが強化されています。これも、高解像度画面と高解像度画像を扱うためには必須のアップデートだったのかな、と思います。特にメモリーはうれしい改良で、今までインターネットブラウザーでたくさんタブを開くと強制終了してしまっていたものが、新型iPadではそういったことがまだありません。

後は音声認識。これはもう素晴らしいの一言に尽きます。キーボードは確かに便利ですが、打つのに慣れていない人がいるのは事実ですし、打てる人でも打ちづらいシーンというのはたくさんありました(運転中とか)。音声入力はこれを補完するような形になります。私の車は軽乗用車なので、とてもエンジン音がうるさいのですが、そういうシーンでも若干入力精度の低下はありますが、ほとんどの内容は読んでくれる感じです。
入力精度の素晴らしさについては持っている人はもう体感していると思いますが、まだ疑心暗鬼の人のために解説しておくと、今回のブログの記事はすべて音声入力で入力しています。訂正をする部分は数カ所ありましたが、そういう部分にはあらかじめ下線が出てきて修正候補を提示してきてくれたりします。
ただし、音声認識はインターネットが使える環境でしか使えないので、 WiFiモデルに無線環境を整備するか、それともパケット定額プランに加入するかの二者択一になるかと思います。私はプリペイドとwimaxを共用していますが、コスト的にプリペイドはあまりお得でないかもしれません。どうしてもgpsが欲しかったのと、通信はwimaxでなんとかすると決めてプリペイドにしたのですが、7月から21メガの通信ができるようになってしまうので、100 MBなんてすぐに使い切ってしまいそうな気がします。余談ですが、首都圏の車移動メインの人は、圏外も少なく通信総量制限もなく、wimaxはかなり良い選択肢です。

このように新型iPadの新機能は素晴らしいものがあり、私はこの新型iPadが、 名称変更の暗示する通り、iPadのスタートラインのモデルになるのではないか、と考えています。
iPad2と外見が変わっていない、発熱などの問題がある、重くなったじゃないか、などと敬遠する向きも少なからずおられると思いますが、もし今のモデルに不満があるようであれば、次のモデルを待ってもいいと思います。ただそれまでは、今の新型iPadは見ないほうがいいと思いますよ(笑)
iPad2とは別物です。iPad2を下取りに出して新型iPadにしてもじゅうぶんお釣りがくるぐらいの価値があるとは思いますがねぇ。

あと発熱の問題ですが、やはり内部からの熱のほかにも外部からの熱の影響も充分あるので(例えば車のナビがわりにする場合)、手でもって熱い、とかではなく、何度で何時間ぐらいまで耐えられるのか、また異常な熱を感知したときにシャットダウンが適正に行われるのか、そういったところにフォーカスしたほうがいいと思います。個人的にはソフトウエアの最適化が進んで、容量の増えたバッテリーのおかげで20時間駆動!とかが実現すると大変うれしいですね。
ただまだ寒い冬の評価なので、夏の暑い時期にどうなるのかというところを見極めてから判断するのも悪くないように思います。そこだけは、少し心配ですね。

気がかりなのはもう一つ。発熱する部分を左上に逃がせるはずなのに、左下に持ってきたところ。左下右上はタブレットPCを持つ時に一番よく使う部分。そこに熱源を持ってくる設計にノーと言わなかったのが気になるわけです。ここはやはり、SJの不在のためなのでしょうか、次の世代のiPadが必ずしもいいと言い切れない不安がよぎります。

なんにせよ、今年がiPadの仕切り直しの年。これからのアップルに期待しましょう!

2012年3月15日

フィルム…(^_^;)

・24枚はあっという間に終わる。きっと36枚もあっという間に終わる。一日遊びたければ頑張って2~3本?

・現像+CDで1160円。 CDは200万画素カメラ相当の解像度(後で確認したら、ホコリとかはないけど、がっくり画質。次からは現像だけにしよう。)

・複合機(EPSON PM-A950)のフィルムスキャナで読み取ったけど、粒状感が悪い意味ですごい。α-hyper CCD II ってエントリーじゃないやつじゃなかったか?(KODAKの一番安いフィルムだからか?)何dpiで読んでもくっきりとは無縁。ダイナミックレンジはそこそこ出てるかな(いちおう48bitモードがある)という感じだけど色の再現は微妙。→こんどフィルムを変えてやってみよう(…ランニングコストがぁぁぁ…)

img037
Tamron SP AF 17-35mm f/2.8-4 Di LD Asph. (IF) / KODAK GOLD 100 / F5.6(かな?)
たぶん20mmくらい、SS1/800くらい?(←これって1枚1枚メモっておくもの?)

・いくらはたいてもフィルムからホコリがとれない。

・フルサイズは今の手持ちのレンズではとてもいい。DXフォーマットで同じことをやるには、たっかいレンズを数本考えないと。

・D700ってD90より古いのね(驚き) 動画撮れないのね(驚き) なのにD700sって出なかったのね(驚き) D700でDXモードにすると500万画素機になるのね(仕方ないか) ならシグマに乗り換えた方がいい?笑 デジタルはD90でもう少しがんばります。

・換算焦点距離に助けられてた部分がなくなるのは痛いなあ…といっても、トリミングで何とかなるなら画角はあんま気にしなくても…特に望遠側は。広角側が広いほうがメリット。

・風景、望遠と試してみたけどいまいち。次の24枚はいいフィルム使って85mmでポートレートとか50mmで猫撮りとかしてみようと思う、でもこれでスキャンがいまいちだったら…デジタルでもできる画角だけに、今後…ドウシヨウ

・正直、目腐れしそうでこわい。。。かといってCOOLSCAN Vを買えとかいいフィルム買えとか、その機材は極力出したくないのがホンネ。

2012年3月12日

というわけで

ドーン!

DSC_0082

性能の割に評価(=価格)の低いF100にしてみました。
裏蓋のベトツキ、ファインダーのゴミが多い個体の中でこれは無問題だったので「お願いします」してきました。ストラップがサイトの写真と全然違うのがついてきたくらいでしょうか。目的はもちろん、FXフォーマットのイメトレ(笑)なのでOKということで。

AFは五点上下左右、追尾もできるそうですが、基本的にはFXでも撮れるTamron 17-35 F2.8-4 Di LD (IF) A05をメインにして、風景でここぞという時に出てきてもらう形になると思うのであまり価値はありません。現像代も600円/本くらいはかかるので連射モードもいりません。

Finders-FX  余談ですが、F100のアイピースは丸形ねじ込み式で保護ガラスがついています。これを開けて、くせでブロアーでフッと空気を入れてしまうとファインダーに異物混入という困ったことになるようです。基本開けないでいこうと思います。
 早速、この間の記事「ファインダーの比較」にF100を入れてみました。あまりにかわいそうな機種は外しました。笑
 F100の視野率は95%、ファインダー倍率は0.70倍と言われています(最初メーカー公表値は0.75だったのだが物言いがついて0.70倍となったよう)。基本的にはセンサーサイズとファインダーのサイズはほぼ対応しているので、0.7*1.5=1.05倍とだいたいD90(DX機)のデフォルトと同じくらいかなーと思っていたんですが…結果はD90に1.2倍のME-1をつけた状態とほぼ同じサイズでした!方眼がなかったり、AFセンサー指標が少なかったりする関係で若干小さく見えたのかもしれませんが嬉しい驚きです。理由はあとで考えてみます。(ファインダー倍率が実は0.7以上あるとか?測定はできませんが)
 ピントのつかみやすさは、合焦を示す●のほかに、前ピンと後ピンを表す▲があるので位相差センサーだよりに合わせるのは思いのほか楽です。目視だけで合わせるのは、質感が見えづらくて(届いたのが夜だったせいもある)、いまのところMF機には劣るかな?という評価です。(直前にFM2も覗いたので自信あり)
外で狙ってみないとわかりませんが、今のところ「オートフォーカス主体のカメラ」という印象です。
 もしこのF100の個体がベトベト、ファインダーがゴミゴミだったらNew FM2にしてやろうと思っていたのですが、いい意味で裏切られた感じです。

F100自体の評価ですが、やはり中級機デジタルのD90に比べると大きく重く、ストラップはかけられますが肩にかけて動く感じになると思います。電池はエネループ単3電池4本で36枚フィルムが20本くらいは回せる=720枚とのこと。このくらいの数字で充分かなとは思います。

エクセルでかんたんに計算したところ、フィルムで現像→デジタル化を100本~200本(デジタル化の方法による。枚数で1200枚~7200枚)撮影すると、現在のD700の中古価格と同じくらいになる計算です。そんなにFXじゃないと撮れないというシーンはないと思うので、FXおためし機としてはF100おすすめだと思います。ちなみにストロボは内蔵されていないので、室内や式場をフィルムでと考えている業の方はSB-800あたりを入手しておかないと勝負にならないと思います。

D90より優れている点としては、AFモーターが速いことと摩擦が少ないこと。AFモードにしてピントリングを動かしてしまっても壊れそうな感じがしません(壊れるかもしれませんが)。つまりAF-SレンズでなくてもM/Aモードのような状態になっていて、ピントの微調整にいいかもしれないという点があります。あとはハイアマ機にはありますが、非CPUレンズでも絞り優先モードが使えることも大きいです。ただ、設定はめんどくさいです。(CPUレンズの設定にしておくと、最小絞りにしておかないとFEEで撮影できなくなるので、非CPUレンズの際にはカスタムファンクションで切り替える必要あり←覚えてないと忘れる危険あり。C22番の設定を変える。)

フルサイズのメリットはもう、FXというかフルサイズの歴史を感じることが出来る点です。DX機全体に言えることですが、やはり「標準レンズ」が不在(DX35mm/1.8Gが出ましたが、あれを写真の基本としての「標準レンズ」と呼んでいいのか…?35mm/F2Dで50mm相当というのも、勿体ない感じがあって)という点が問題としてあると思いました。あとは風景向けの広角単焦点(18mm/F2.8のような)がない。その点、F100に50mm/F1.4をつけるとスナップだけでなく寄って良し、引いて良しの画角に。85mm/F2をつけると見事にポートレートのボケがファインダー越しに見えてきます。今まで言われてきた常識がそのまま理解できるような感覚ですね。フィルムだとパープルフリンジなんかも出づらいかもしれません(これは試してみないとわかりませんが!)

問題点としてはD90の画角に耐えられるか(うっかりD700を衝動的にポチらないか(!))、どの時点でデジタルに移行するのがいいのかを見極めること(現像代、デジタル代は馬鹿にならない!うっかりフィルム5本とか買っちゃうと、現像代で5000円くらいはかかりますし。)、そもそもFXが必要なのかどうかを見極めること(望遠側が若干伸びるのはDXのメリット)あたりが考えられます。売れる写真になれるかどうかが判断基準なので、ここはシビアに見ていきたいと思います。画素数の飛躍的に伸びたD800Eを基準にするとまた変わってきますが…。

今日はフィルムも装填しないで、ただ音とファインダーを味見していましたが、これから梅と桜の季節、17mmの広角レンズとなんちゃってFX機と、ばしばし撮れるD90君にがんばってもらう予定です。

あ、あとF100のマグネシウムボディは所有欲求満足度すごいですヨ。ただ縦位置グリップを多用する方は、同じく値下がりの激しいF5あたりを使うといいかもしれません。

2012年3月9日

The New iPadでましたね

♪~想像してごらん

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この画像にかかっている網戸が取り外されることを~♪

 

初代iPad/iPad2は読めないほど汚くはないけど、細かい字(網と綱とか、「ぱ」と「ば」とか)は判断に困ることが多くありました。

そこのところ、Retina Displayの実力は1年半前のiPhone4で証明済み。

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新iPad2012のすごいのは、大画面のRetinaということ。

ほとんどの人が未体験のレベルです。

彩度も上がり、写真を表示したりといった用途でも「鑑賞」できるレベルへ。

ウェブページやテキスト、手帳、ダイアリー、も、「液晶を読んでる」から「文字を読んでいる」へ。

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ぜひ拡大してフルサイズの画像を見てください。また、文字の大きさが文庫本サイズになるまで画面から離れてみてください。

ここまで来れば、「画面が細かくなっただけ」とは思わないでしょう?

今回の比較画像はiPhone 4SとiPad2なので厳密に言えばNew iPadの解像度はiPhone 4Sのものよりも若干は落ちるはずですが、Retinaディスプレイの特徴は「液晶感のなさ(格子状模様のなさ)」なので、これに近い結果を期待してもよいはずです。

iPad(2012)で電子書籍や地図としては完成を迎えると思います。あとはiPad(2013)にDigital Penがついてくれたらもう文句なしですね♪

自炊派の私としてはもちろん「買い」です!

2012年3月8日

貧乏人カメラ考~フルサイズを知った上でのAPS-C

マイクロフォーサーズだNEXだ(Nikon1も、いちおうQもか)とミラーレスがこの世の春を迎えています。

EVFの進化もあり、ファインダーは像の大きさやピントの合わせ方(拡大してピントを合わせられる)については、すごいなあと思いつつも、おじさんついて行けないところがあります。常識破りが多すぎて。EVFって背面液晶と何か違うの?とか思います。あ、ちなみにEVFはのぞくところが電子表示になってるやつです。SONYの最近のとか、NEX7とか。

まず、フィルムサイズとミラーのサイズとファインダーの像は基本的には一致する常識がEVFで覆されました。どんなセンサーサイズであろうともファインダー像や背面液晶は大きくて明るい。これがまずわからない。

ファインダーの大きさ・見やすさはそのカメラがどんな人をターゲットにしてるかの指標にもなっているし、絞りを絞ったときの被写界深度のプレビューにもなるし、元々どのくらい光が差してきているのかが、レンズを通してファインダーに届くことで感覚的にわかるようになる。「なんかこの風景いいなー」と思ったときにファインダーをのぞくと、何がどう綺麗なのかがピンとくる。そしたら、その「よさ」以外の部分を徹底的に排除し、「よさ」を強調するためにどうすればいいのか考える。そして撮る。伝えたい部分を尖らせて、ノイズを減らしていくのがアートじゃないですか。デジタルなら試し撮りもできるし、結果もすぐわかるし、とても便利。ホワイトバランスとか絞り・シャッター速度にISO感度の要因も増えてしまうのでデジタルは覚えることが多いかもしれないけど、やれ現像だ何だともたつくフィルムに比べたら習熟の速度は圧倒的に速い(はず←いいコーチがいれば)。

話を戻して、まあ今時の人はケータイでもミラーレスでもライブビューで撮ることになれすぎて、センサーについての概念がぼんやりしているんじゃないだろうかと思う。フィルムは手にとるものだし、ネガとして手元に残るけど、デジカメ分解したり秋月電子に出入りしてCCDセンサーそのものがどうなっているのかわかる人なんてそういないんじゃないかと。数字でだいたい対角何インチだ、くらいの理解だと思う。それで語れるのがデジタルのいいところでもあり、その実、実感に達しないところでもある。

APS-Cサイズもフォーサーズのサイズもそんな大して変わらないんですよ実際。みんなが思ってるほど大きくないというところだけ共通。35mmのフルサイズはそれに対してかなり大きい。面積で3~4倍くらい大きい。そんなセンサーを固定するネジも、基板も、支持するアルミ板も、相当のサイズになる。ミラーもシャッターもペンタプリズムも大きくなるし、それを支持する構造も相応のものになる。だからフルサイズのデジタル一眼レフはギッシリ・ミッチリ感がすごいし、財布もギッシリしていないととてもじゃないが手を出せない。ニコンはデジタルはAPS-Cサイズがいまのところベストサイズということでしばらくフルサイズを出さずにいたけども、それも頷ける。(もう出してるけど。)

だから、今のデジタル一眼レフとかミラーレスには便利で特に望遠には満足しつつも、がっかりしている部分が少なからずある、というのが今回のテーマ。

たとえばフォーサーズの場合は35mmサイズの対角1/2倍。フォーサーズは元々が「35mm版の面積の1/4」を標榜してフルデジタルな設計だから、25mmが標準だと言われればそういうモンなんだと(100歩譲って)考えることが出来なくもない。だってフォーサーズのレンズはどう逆立ちしてもフルサイズのボディには使えないから。人物を写すとき、一番綺麗に写るのは85ミリと言われている。85ミリのレンズをフォーサーズにつけると35mmサイズでは170ミリ相当になる。バストアップの写真を撮ろうものなら、「そんなに離れて何してるの?」と言われかねない焦点距離。まあそういうこだわりも、ケータイカメラみたいに「写ればええやん」の波にかき消されていくだろう。フォーサーズが変と呼ばれる理由の一つだろう。

で、APS-Cサイズの一眼レフの場合、センサーのサイズはフルサイズの1/1.5倍=2/3のサイズ。しかも元は35mm版の歴史をもっていて、APS-Cサイズ専用レンズでなければ元々その1.5倍の面積が撮影できるはずの性能を持っているわけだから、誰がどう考えても「いずれはフルサイズに!」と思っている人もそこそこ居られるはず。少なくとも僕は。ていうか今のラインナップでAPS-C専用レンズだけ集めてる人なんているんだろうか。

でも先に述べた理由で、フルサイズのデジタル一眼レフというのはまだまだ高嶺の花だし、たぶんメーカーでも実験段階だと思う。だから今フルサイズのデジタル一眼レフをドドーンとお買い上げになれる人はうらやましい限り。

で思った。フィルム回帰

ホワイトバランス、ISO感度、現像の手間とコスト、いろいろ問題はあるけどデジタル一眼レフをドーンとお買い上げになるよりもお安く「体験」できるんじゃないか?という算段。

どうせAPS-Cサイズの一眼レフは持っている人は持っているわけだし、ほとんどの撮影はそれでやるだろうけど、たとえば高層ビル群を前にして、あるいは5000メートル級の山を目の当たりにして、あるいは広大な広大な花畑を目の前にして、手元にフルサイズでも使える広角レンズがありながらボディがAPS-Cだったら泣くだろう。10年後にはまちがいなくアルバム見せながら「もっと広かったんだよ」って言ってる。

そんなとき、コンパクト(ほとんどのフィルム一眼レフはデジタルより薄い)なフィルム一眼がバッグにいれば。撮影や保管など色々と難しいかもしれないけど、ライフログとして胸を張れるモノを残すことが出来る。

フィルムは相次ぐ撤退で、少なくとも希望のフィルムがすぐに手に入ることはないだろうけど、フィルム→デジタルが実用になるならそれもアリかな…と思った。

問題は富士フイルムのフィルム→デジタル変換サービスが200万画素相当の変換しかしてくれないこと。1000万画素くらいにならないのか。

フルサイズ一眼レフを1日レンタルする料金でフィルム一眼の結構なやつが買えちゃうのって、すごいアンバランスだよね。まさにpoorman’s SLR。一台いっとこうカナ?

DSC_0301たぶんフルサイズなら全身入ってた。トリミングで見せれるレベルになってた。そんな感じ。(これは別に意味もないカットだし、ピンも来てないし、絶対フィルムじゃ撮らない被写体ですが。)

2012年2月24日

一眼レフのファインダーを比べてみる(大きさ)

ピントのつかみやすさはスクリーンにも影響されますし、でかけりゃいいってものでもないのは重々承知ですが、一応おもしろそうなので載せてみました。比較機種は手元にあった一眼レフ、比較方法はiPhone4Sのカメラをファインダーに密着させて撮影したものを並べてみました。キヤノンを基準に線を引いてあります。

一眼ファインダー(縦)

まずは横並べで高さの比較。小さいと言われているオリンパスも高さで見ればそこそこがんばっているのがわかります。ただ、他の一眼レフが3:2(横長)なのに対してオリンパスは4:3(四角に近い)ですので、このあとの縦並びの比較では散々な目に遭いますが…。(E-620はあんまり真剣に考えないで、軽く1キロを超える重い一眼レフの「気分」を、重量にあまりとらわれずに味わえる良いカメラだと思います。パンケーキレンズで首にぶら下げてもあんまり負担にならず、縦位置グリップもある。でもいいレンズはやはり高くて重い…)

一方で、マグニファイア ME-1で1.2倍に拡大してみると、高さの面ではノーマル状態のキヤノン・ニコンより大きな像を得ていることがわかります。オールドフォーサーズではME-1は効果的(というか、APS-Cと戦うなら必須)なようです。

さて、次は縦に並べて幅の比較をしてみます。

結論としては、フルサイズの人以外はマグニファイヤーつけましょうということですね。特にフォーサーズにはマストでしょう。
一眼ファインダー(横) 何とか別窓を開かなくても見えるでしょうか。
こちらもキヤノン20Dをベースに白線を引いています。

フォーサーズE-620は横幅でAPS-Cクラスのファインダーにはっきりと差をつけられています。高さよりも幅で差が大きいことから、ME-1を取り付けたファインダーでは幅も高さもAPS-Cクラスの一眼レフと同レベルを達成している…はずなんですが、あまりそんな気がしないのはフォーサーズの縦横比のネガティブな側面。全く主観的・感覚的な話なんですが、これが「狭い」「小さい」という印象につながっている感じがします。

一方で、フォーサーズでも、ME-1などのマグニファイヤをつければ一眼レフの十分なスタートラインに立てるのかな、と思います。一方でAPSサイズ、ましてやフルサイズの一眼なぞ覗いたことのある人であれば「マグニファイヤをつけてこれか」とお怒りになる気持ちもわかります。
E-620のいいところは縦位置グリップが用意されているところ。縦の寸法としては、2:3(1:1.5、のっぽ)よりも3:4(1:1.33、寸胴)のほうが安定感のある据わりのいい図だと個人的に思います。マルチアスペクト撮影もできますしね(これはマイクロのほうがやりやすいんですが)

圧巻なのはME-1をニコンに流用した一番下のファインダーですね。フルサイズはAPS-Cの対角比で1.49倍あるので1.2倍では追いつきませんが、フルサイズ「気分」を味わえると言えばいいでしょうか。(オリンパスにも似たようなことを言った気がしますが…)もちろんキヤノンにもマグニファイヤはありますが、ME-1は付かないようです。

 

【自腹で試して他のメーカー

のカメラにつけてみた】

丸い接眼部が魅力的な
Olympus ME-1  (1.2倍)
 

△ オリンパス E-620
バリアングル液晶と干渉します。液晶アングルを頻繁に変える人には不適かも?

△ ニコン D90(DK-21)
液晶カバーDM-10と少し干渉します。
解決策としてME-1の下部を削るか、液晶カバーBM-10をつけないで使う・BM-10を削る

△ キヤノン Kiss X5/20D(アイカップEf
X5はバリアングル液晶に干渉します。こちらも液晶アングルを変える人は不適です。
奥行きが2センチくらいあり、
鼻が液晶に当たらない!
Pentax O-ME53 (1.18倍)
 
× オリンパスE-620・ニコンD90
サイズが合いません。
AmazonレビューにはE-500番台で使えたという報告があったんですが…E-620では使えませんでした(x_x)

△キヤノンX5/20D
差して使えますが、若干緩いかも?

【以下はカタログから

純正品を引用します】
Canon は該当製品なし
EP-EX15IIは拡大ではなく縮小(0.7倍)
こちらは鼻が当たらないようにする専用のアダプターです。
Nikon DK-21M (1.17倍)
ニコン純正。
D300、D300S、D200、D100、D7000、D90、D80、F80、F60に対応。 1.17倍。

今回比較したカメラのファインダーに関する数字(仕様)を出してみると下記の通りですが、あまり差がありません。E-620がミラーなのかプリズムなのかはわかりませんが性能はプリズム並みですね。

機種名 ペンタ規格 視野率 倍率
Olympus E-620 不明(ミラーともプリズムとも) 約95% 約0.96倍
Canon EOS 20D プリズム(?) 上下左右とも約95% 約0.9倍
Nikon D90 プリズム 上下左右とも約96% 約0.94倍
Olympus ME-1 (マグニファイヤー) 1.2倍に拡大

まとめ:

・マグニファイングアイピースは倍率があまり高くない入門機や中級機とフォーサーズ機にぴったりです。
・他のメーカーでも使えるものがあるので、デザインなどで選ぶことができる組み合わせがあります。

2012年2月20日

個人向けVistaサポート期限延長の速報

ネタもと:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120220/382044/

裏:http://support.microsoft.com/lifecycle/?c2=11732

ビジネス向け製品と同じ延長サポートの対象となり2017年4月11日までとなった様です。

2017年を待たずに「IE6」のような扱いを受けそうな気がしますが…

とりあえずよかった。大学の師匠のパソコンがVistaで常々「パソコンはすぐ新しくなって古いのが切り捨てられるねーーー」という方だったので。そういう方にも安心です。

願わくはSP3にも登場してほしいですが、さすがにそれはないでしょう :-)

2012年2月19日

つぶやき:Vistaのサポートは4月末まで、Windows8は2012年中…

せめてWindows8発売までVistaサポートされないもんだろうかねえ。

8では相当操作が(また)変わるらしいし、Windows 7 Professionalに今アップグレードしておくか悩んでいる。

成功→失敗→成功→…と繰り返すマイクロソフトとしても、もう少し小出しになっている情報から判断しても、Metroスタイルは少し地雷臭がするし、そもそもSONYのVAIOが旧機種にWindows8向けドライバ提供されるとは思えない。(ヨーロッパサイトでは配られるかもしれないけども…世代的にないだろうなぁ)

どのバージョンにしても、Homeバージョン(コンシューマー版)はサポート期限が短いので、長く使う人にはProfessionalバージョンにしておくのが吉ということですな。納得いかないのは、Windows Anytime Upgradeに唯一対応するUltimateバージョンがコンシューマー扱いということです。ProからUltimateにアップグレードした人はもっと怒ってもいいレベルだと思う。

さー、サポートのないWindows8を待つか、サポートのある7でOld worldにとどまるか…

Vistaは去り際もやっかいだ。

2012年2月15日

つぶやき:壁紙でもつくってみようか

IMG_3491

月一か、二週に一度か、
決めることはできないけど

パソコン用の壁紙でも作ってみようかなと思ってみたり。

知識も知恵も基本も知らないので…
上達のヒントがあったら教えてくださいな♪


とりあえず…Live Writerで写真を貼り付けると横幅が1024ドットにされてしまう。

(今時そんな解像度の人いないだろうに)

2012年2月3日

VAIO TT 2012モデルへ(その3)WiFi 6250トラブル

※結果としては微妙ですがいちおうアップしておきます。おさらいもかねて、試したことを全部載せます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

調べてみると、Intel 4シリーズチップセット+Intel WiFi 6250のフリーズ報告はそこそこありました。が、様相・原因それぞれ違いそうです。たとえば、ウイルスセキュリティゼロをアンインストールしたら直ったとか、ルーターWR8700Nとの相性とか。いずれも自分の環境には当てはまりません。(うちはBuffalo WZR-HP-AG300Hとマカフィーインターネットセキュリティ。)

まずは現象から確認すると、無線ネットワークのネットワーク使用率が12.5~25%くらいの負荷を2分くらいかけていると無線アダプタが応答しなくなり、追って10秒ほどでPCがフリーズする。BSOD(青画面)や再起動ではなくて、そのまま「止まる」=フリーズです。イベントログにも残りません。ネットではDynabook RX2で無線に負荷をかけると止まるという書き込みがあり、これが一番近い症状のようですが、解決策としてあげられていたのは…

◆「5150/5350に戻したら色々快適になった」という甘いささやき→×

GS45のプラットフォームでは確かにIntel WiFi 5100などが正式なサポートの範囲になっていて、他のメーカーをみてみてもIntel 4チップセットにWiFi 6xxxを載せているメーカーはありませんでした。でも…でも…6250はWiMAXの通信速度が速くなって、消費電力面でも有利ということなので何とか選ばないようにしたいと思います。

◆ドライバが古いんじゃないか?最新版に更新→×

さすがにこれは皆試すと思いますが、だめでした。VAIO UKのWindows7用ドライバでもだめ。BIOS最新にしてもだめ。VAIO Smart NetworkもNG。

◆みんなやってる20ピンを絶縁する意味→なさそう

20ピンはminiPCI expressの規格上はReservedな端子ですが、Lenovoの場合何らかの通信をしているらしい。その結果、カードの動作に影響を来すらしい。が今回はレノボではないので関係ないのではないか。(しかし誰がどうやってReservedの端子の解読をするのだろうか。)手間がかかるので、やるとしても後回し。

◆VAIOならではのトラブルかも?VAIO Smart Networkのアンインストール→×

VAIOの無線のオンオフなどを管理するSmart Network。WiMAXに載せ替えると6250カードが管理できなくなるなど、ハードウェアに密に絡むソフトとしては一番怪しい。しかしながらこれはシロ。アンインストール後もフリーズしました。

◆無線に負荷をかけないように?プロトコルを制限→×

IPv6をオフにするなどを推しているサイトがあったのでやってみましたが、結局負荷がかかりポシャります。効果なし。

◆過電流が原因?無線アダプタのプロパティで電波出力電力を下げる→×

電流の不足、または消費電力による発熱で6250がダウンしてしまっている可能性はあるかということで、一番電気を食うであろう無線出力を下げて持久力に差があるかどうかを確認してみましたが、これも目立って差はなく、負荷テスト2分以内にフリーズします。

◆無線アダプタのプロパティで40MHz帯を使わないようにする→効果あり

リンク速度をあげるために通常20MHzの幅で確保されるチャンネルを2つ使ってリンク速度を150Mbpsから上限300Mbpsにするための40MHz幅設定を無効にしたところ、リンク速度は下がるものの負荷をかけても粘ります。

image設定内容

最初のテスト方法とは違いますが、1366x768ピクセルのRDPでローカルのサーバに接続して動画を再生するという方法でテストしました。リンク速度130Mbpsで25%程度をキープしたまま30分程度は安定して通信していました。(細かいスパイクがなくなったのは、テスト方法を変えた結果かもしれない)

P2030077P2030078

ただこれも完全ではなく、右図のように転送効率ががくんと落ちる時があったり、最終的に30分過ぎたあたりで無線アダプタとPCがフリーズしました。

YouTubeはネットワークが活性化する時間が短いので大丈夫そうです。実際のシーンで問題になりそうなのは大きなファイルをコピーする時やNAS上のビットレートの高い動画を再生し続けるなど。

◆このあたりで心が折れたので、だましだまし使ってみようと思います。30分も高負荷の連続通信なんてしないということで。ただ信頼性のためにはIntel WiFi 5x50を使うか元に戻してWiMAXルーター使えということのようです。

アンテナの性能がいいだけに残念ですが、特にブレイクスルーが起きるかフリーズで悩むかしない限りこれ以上の探索はしない予定です。とりあえず軽い負荷に耐えられるようになったという点が今回の釣果ということで。

VAIO TT 2012(2)! WiMAX搭載(の夢)

(3)がありそうな気配ですが、とりあえず記事にしておきます。

・VAIO TTのminiPCIeスロットにはUSB信号が来ていない。

ので自己責任で配線してあげれば使えるようになるはずです。

☆分解する前に、Intel Wireless DriverとWiMAXのドライバをもらっておいてください。(有線で取りに行く羽目に…)

◆とりあえず交換だけしてみます

P1252630CPUファンの下についているのが無線カード。

元々のものはIntel WiFi Link 5100。アンテナ2本で最大リンク速度300Mbpsのa/b/g/nカードです。これをIntel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250に置き換えてみると…。

名称未設定 1のコピードライバのインストール中。WiFiのドライバもWiMAXのドライバもこの時点で入れてしまってOK。WiMAXドライバは「端末がないけど…」と言ってくる

やはりWiMAX部を認識してくれないので、工作が必要なようです。

◆USB配線をminiPCIeポートに配線

P1262670すごく適当な図ですが…意味は伝わるかと^^;。
miniPCIeポートの配線はとても細かいので、ジュンフロン線という特別細いケーブルを用意しましょう。一巻き買えば一生分足りると思います。半田ごて、半田線は100均のものではなくて、質のいいものを使いましょう。あと半田吸い取り線か吸い取り機があると便利。(これは100均のものでOK、ただ品薄?)

P1262668右端のUSBコネクタを取り外します。

ジュンフロン線の被覆を1ミリほど剥いて、あらかじめ半田を乗せておきます。

P1262676miniPCIe側にまず配線します。ジュンフロン線に乗せた半田で仮止めしておいて、付いたらプラスαの半田を乗せてしっかり固定します。これを2本。ルーペ等で隣の端子に接触していないか確認します。(つけすぎたときは、半田吸い取り線などでリカバーする必要があります)miniPCIe端子の下側にあるのがUSB D-、上側の線がUSB D+、差動信号です。

P1262678-s

これを先ほど抜き取ったUSBコネクタのところにつなげます。差動信号なので一応ひねってみました。(ひねると上下がわからなくなるので、テスターで確かめるかなんか工夫してください)

USBポートをつぶすのがいやだという人は、バスパワーで小さいUSBハブをばらしてコネクタに再配線してもいいと思います。私は使わないのでパテで埋まってもらいました。ソニーブランド=ステータスどころじゃないですね。こだわる人はハブ内蔵がいいと思います。

◆手術完了…?

キーボードコネクタを仮接続して、ちゃんと認識するかどうか確認します。

P1262679起動時にこれが出れば成功

電源を切り、組み立ててからUQに接続して、登録します。

P1262686YAHOO!

◆1週間ほど使ってみて…

WiMAXは便利ですね。VAIO TTはアンテナの性能も良いらしく、NECのWM3500Rで県外になる屋内でもぎりぎり1本立ったり、室内でもバリバリ電波を拾ったりしてくれます。田舎だからということもあるかと思いますが、家で「あれ、タブ開くのが少し遅いな…と思ったらWiMAXのままじゃん!」みたいなこともあり、思った以上に活躍してくれています。

ただ、気になるのは、WiFi部のほう。

インターネットにも報告がちらほらありますが、ネットワークに負荷がかかる状態になると、PCがフリーズしてしまうんですね。具体的な再現手順は、スピードテストなどで12.5~25%程度の負荷をワイヤレスネットワークに継続的に(2分くらい?)かけるとネットワーク転送が止まり、その何秒後かにマウスカーソルが止まり、強制終了させなくてはいけなくなります。そもそも転送グラフがぎざぎざで、安定していない。10回に1回くらい、ネットワークが復活してフリーズも回避できることもありますが、まれです。BIOSは欧州版の2022M4に載せ替えてありますし、ドライバもWin7用のものを使ったりしているので、思いつく解決策は取り急ぎ試しましたが回避できません。

6250自体の問題ということもあるかと思うんですが、ホームサーバーとの通信量が結構あるせいか、結構止まるので(-_-;

とりあえずWiMAXではフリーズしないし、Intel 7250が出ても載せ替えられる土台はできたということでWiFi問題は次回持ち越しにしたいと思います。

というわけで、夢もそろそろ醒めてきたので、その3へ続く…!

:ソニータイマーが発動しても修理拒否される可能性の高い改造ですから、やるかどうかは読者のみなさんの自己判断と自己責任でお願いします。私の記事に間違いがあっても、皆さんの心の悪魔に火をつけてしまったとしても、一切対応いたしかねますので、お断りしておきます※

つぶやき:昔々のそのまた昔

Thinkpad s30という機種があって、日本市場向けに投入されたとか。
アメリカでも販売はしたが車移動が基本の欧米では売れず、後継モデルも出されずにそのライン自体消えてしまったとさ。

その少し前、PowerBook 2400/180という機種があって、日本市場向けに投入したけど
これまた日本以外では受け入れられず、「二度と特定市場向けの機種は出さない」(by wikipedia)とまでいわせた、とか。

売れてるのかどうかは知らないけど、アメリカ人が11.6インチのThinkpad X100系をニコニコしながらレビューしてるのをみると、
そんな昔話を思い出したりして
いい時代になったなあと思った。

s30は当時でも容量不足の256MBまでしか積めなかったし、PowerBook2400は熱暴走がついて回ったし、そのあたりが売れなかった理由じゃないかなあ。今は小さくても安定してるし、十分な性能がある(しかも安い)。

つぶやきだからオチなしだけど、重ね重ね、いい時代になったなあと思った次第。

2012年1月29日

VAIO TT 2012仕様へ!(1)

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◆私のTT90USの構成は

・SU9300・1.2GHz/メモリ3G/2.5HDD250GB/MotionEye・Felicaあり
・ワンセグ・TPM・WWAN・光学ドライブ・ノイズキャンセリングなどはすべてなし
比較的「全部なし」モデルです。

◆この構成の内部ですが、

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こんな具合になっています。

1)光学ドライブモデルとケーブルが違っていますが、1.8ドライブ用のmicro(*1) slimline(*2)micro SATAと2.5インチ用のSATAが両方接続できるケーブルになっています。その気になれば、1.8インチSSDと2.5HDDで動画再生マシーンにもできますね。
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2)HDDの右側に3番目の外付けUSBポートが実装されています。右側のメッキパーツも専用品になっています。

3)miniPCIeポートは1個で、USB結線がありません。よってWiMAXはぽん付けできません。

◆2012仕様

 チップセットはGS45、SATAは300MB/sまでですがメモリは8Gまでいけます。2012年の今はメモリが安いのでここは最大までいきたいところですが、駆動時間を考えてできるだけ省電力なメモリにこだわりたい。いま省電力を謳っているのはサムソンのMV-3T4G4という型番のメモリです。チップの微細化によって消費電力70%という数字を出しています。TTのために選ぶならこれが現状ベストですね。

◆ハードディスクは東芝 MK2552GSX (250GB)が入っていました。

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ここもしっかりSSDにしていきたいところですが、「どうせSATA2なのでIntel 320か、SATA3で書き込み性能も高いモデルを選ぶか」とお悩みの方が多いのではないでしょうか?僕は店でしばらく唸っていました。しかし、インテルのSSDは書き込み300MBは出ないですから、SATA3のモデルを選んだ方が数値上は有利なはずです。SATA3モデルで限界に挑戦していきましょう。

SATA3のSSDといってもたくさんありますが、今一番のおすすめはPlextorのPX-128M2Pというモデルです。SSDの速度は使い出すと徐々に遅くなっていくという短所がありますが、極力速度低下を押さえる工夫が織り込まれていて安心です。速度もHDDはもちろん、TTの性能を完全に上回る能力があります。

image換装後の速度計。Write速度も上限に迫る速度。

参考価格はAmazonで確認してみてください。

◆!…トラブル発生…!

HDDをSSDにのせかえるには内容をコピーする必要があるわけですが、そのための専用ソフトが色々とあります。無料ソフトではEaseUS todo back upというソフトがあるんですが、
このソフトでは途中でエラーが出てしまいコピーできませんでした。

結果からいえばAcronis TrueImage というソフトが使えました。体験版でコピーできますので一度きりという方はこれでやってみてください。

Acronis TrueImage 11 体験版(15日間)

◆長くなってきたので…

首尾よくメモリとHDDを交換すれば、基礎体力は十分でしょう。OSをセブンにする場合は、特に制限がなければ64ビット版にすることでメモリも活用できるようになります。

次回は、WiMAXカード6250が乗る夢を見たいと思います。半田ごて登場の、久しぶりに精密作業。ソニータイマーが発動して故障しても修理拒否になるかもしれない、そんな自己責任な夢になる予定です。好きな人は見てやってください。



*1) 初出時microSATAと書いてしまいましたが、slimline SATAだと思う。
*2) slimlineSATAではないらしい、microSATA。

2012年1月25日

VAIO TT投入、そしてSSD悩み中

ひょんなことからSSDを検討しているのですが、

それはHDDモデルのVAIO TTをいまさらゲットしたため。フライングゲットならぬ周回遅れゲットとでもいいましょうか。Officeだけは、2010が入っていた。OSはVista。ソニスタモデルVGN-TT90USで、特徴としてはTTの真骨頂である光学ドライブの代わりに2.5インチHDDが導入されているところ。光学ドライブは故障も多いわりに利用頻度が低く、都合がいいといえばいいモデルですが、ソニスタモデルのため、ネットに内部分解写真とかが出ていない。

VAIO Z(VPCZ1世代)とVAIO TZの中間といったフィロソフィのVAIO TTはもっと評価されていいモデルな気がするので、気力があればここでいろいろ分解記事とかやるかもしれませんが、気が向けば。

ULV Core2DuoにチップセットはGS45でDDR3メモリが使えて、SATA規格は2.0。無線はIntel 5100(a/b/g/n)。まだ分解していないのでよくわかりませんが、事前情報によればWiMAX内蔵化はUSB結線が来ていないらしいのでだめらしい、バッテリは実利用で5時間くらいいけるらしい、液晶は色域・視野角はZ1よりもいい(Z1は上から見るとすぐ赤くなった)が視点サッケイド時に斜線が見えやすいらしい(確認した、が気にしないことにした)、VAIO Z1で不満だった環境光センサーの位置がいいポジションに移っている(Z1で改悪されたらしい)、など。不明点は、2.5HDDモデルは1.8HDDフレキケーブルが付属しないのかどうか、miniPCIeスロットはいくつあるのか(あればCrystal HD BCM70015といった動画デコーダーを入れたい)、アンテナは何本入っているのか、Intel 6300は動くかといったところ。

完全に余談ですが、某掲示板のVAIOスレはとんでもないところですな。悲しくなります。

さておき、SSDにどっぷりだった自分として一番に手をつけたいところはHDDです。そのために2.5HDDモデルを選んだといっても間違いありません。ただ、新興メーカーが起きては消えという中で、世代的にどんどん新しくなっていくSSDを追いかけるのは時間がもったいないし、そもそも規格的にフルスピードは出せないんだから、信頼性と容量だけで決めてしまっていいのではないか、と考えています。

容量はアプリを一通り入れたところで80GB。それにリカバリエリアがつくので100GBが最低ラインでした。なんでこんなにあるんだろう?(VAIOだからといわれそう)自分のデータはほとんどサーバーにあるので、128GBだとギリ、160GBがベストということになります。

160GBというとメーカーはほぼ一択のインテルになってしまいますが、インテルは死亡例もあれば最下位のX25-Vグレードで3年近くデータをずーっと書き込んできても壊れていなかった(サイト運営者のほうが行方不明になってしまったらしい)との情報もあり本当のところどうなの?というところがあります。ランダムアクセスに性能を振っているのも、振りすぎなんじゃないか(寿命に影響しないか)とか、いやいやランダムこそ大事とか、よくわかりませんね。

一般的にいえば、ランダムの性能を上げればシーケンシャルの性能は落ち、シーケンシャルをあげればランダムが落ち、シーケンシャルとランダムをあげれば信頼性が落ちるということのようで、用途で判断することになりそうです。

私の用途としてはシーケンシャルなデータはサーバーにあるので、やっぱりインテルでいいのかなあ?と思っています。世代的にマッチするX25-M G2あたり、物色してみようかな。

(写真はネット検索したG1の写真。薄いのも放熱的によさそう。)

2012年1月24日

つぶやき:不便

Vista:お気に入りリンクフォルダにリモートフォルダや.url拡張子のファイルが入っていると、お気に入りリンクの表示が非常に遅くなる。