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2011年7月27日

スマホはクラウドに追いつけるのか

Android端末のXperia ArcとiPhone4を使ってみて思うことなんですが、スマートフォンって今までのMac,Windowsの関係を引きずっているような気がして、クラウド体験できる日が来るのはいつなんだろう、と思ってます。

まず、クラウド体験というのは、端末にかかわらず、同じサービス、同じデータが参照できるということにしましょう。(個人的な定義です。)ヤフーなんかのWEBサイト、HTML5サイトなどは、PCで見てもMacで見てもスマホで見ても同じ内容です。そしてクラウド体験で一番大事になってくるのは、その体験を他人も再現可能である、という点。もちろん、個人認証の必要なWEBメールを他人が見られる、というわけではなく、たとえばYahooトピックスのように、あるニュースについて、他人とドコソコでナニナニの事件があったよね、とかいう話を共有できたり、それを耳にした人がYahooサイトにアクセスして同じニュースに到達可能である、ということ。

我が家のモバイルたちは、Xperiaはb-mobileの300Kbps限定プランながらパケット利用可能・電話不可な端末。一方のiPhone4はSoftbankの電話がつかえて、パケットは(経済的理由から)封印してある端末。ほかにノートPC等あるので、通信が必要な場合はWIMAXを使っていますが、居住エリア的にWIMAXのエリアは限定的で、つながったり切れたりします。
もともと同様な使い方でiPhoneを3GSから使っていたことと、WM3500R用のアプリがリリースされてから面倒くささは減ってきてはいるんですが、Xperiaの3G通信は圏外はまずありませんし、メールのプッシュ通信もきちんと機能するし、フェースブックやTwitter等の「ちょっとした確認」は最近もっぱらXperiaになってしまいました。接続安定性で考えればb-mobileの圧倒的勝利です。

問題なのは、今までに購入したアプリ、100本。
最近は「なめこの養殖」にもっぱら時間を食われがちなんですが(笑)、Androidではできないんですね。
逆に、Androidでの暇つぶしはもっぱらドラクエ5なんですが、これはグレーであることが原因でiPhoneではできない。
要するに、開発者がモバイルデバイスすべてに対して開発するスキルがなかったり、ペイの問題でサポートしていなかったり、規約の問題でリリースできなかったり、という状況があって、「スマートフォン」を買ったからと言って、「他のユーザーと同じ体験」ができるわけではない…という問題がすでにある、ということです。

EvernoteやDropboxのように、PCやスマートフォンを含めてほとんどのプラットフォームをサポートするような製品群を出すという解決策は、昔々にWindows用、Mac用のプログラムを「ハイブリッドCD」と謳ってサポートしていた時代とよく似ているんだと思います。ただ、結局、MacとWindowsの間は乖離していってしまって、WindowsをMacに切り替えるということは、Canonでレンズをそろえた人がNikonに鞍替えするように、本体ハード以外にも、ソフトや周辺機器・オプション類のために多額の出費を必要とした。今や、iPhoneユーザーがAndroidに乗り換えるにも、同じようになりつつある。それはアプリストア化によって、「ハイブリッドCD」的な回避策もない。ただ2社にクレジットカード情報をあずけ、1つのサービス体験に対して2回の支払いをすることで、2機種でのサービスを享受できる、という構造になる。
スマホの現状は、そういう状況にあると思う。

回避策としては、iPhone用アプリは無料にしておいて、アプリ内課金でアプリ実行権を買うと「登録コード」的なものが発行される。Androidアプリも同様になっていて、アプリ内課金で買おうとすると登録コードを選べる。すると、購入ステップがスキップできるとか(←ちょっと無理がありそうな気がする)、販売価格を値引く(85円になるとか)。

具体的な方法はよくわからないけども、1つのサービスが1回の支払いで複数の端末で享受できるという純粋なクラウド体験からは遠ざかっている。ようやくWindowsPhone7.5端末も登場したけれど、そのたびにストアが増えるようでは、結局の所OSのシェアの多いところが売れる、という話になっていく。そろそろ、そういう「モノ」と「シェア」の段階をこえて、真に自己という連続体の中にサービスがピッタリと沿っていけるような展開を実現できないものか、と思う。

2011年7月4日

iPadの予想はつまるところ

iOSに左右されるところが大きいんじゃないだろうか、と思う次第。

iOS5で採用されるだろうマルチタッチジェスチャーが正式採用になれば、ホームボタンは不要になるし、ホームボタンが不要になるようにジェスチャーが設計されているようにも見える。
そうすると、画面比率を現行の4:3ではなく、iPhoneと同列の3:2にできるし、1920x1200(フルHD再生対応)を9.7インチに納めることもできる。

iPad3やiPhone5にはとても期待しているけども、その期待はつまるところiOS5への期待に近い。

というわけで、OSのほうを予想するほうが楽しいと思うんだけど、なんだかモノのほうにそそられてしまうのは、信者だからかなあ。笑

とりあえず今回は、つぶやき。